作物づくりを楽しむ人のための農業講座を開講

14日(木)、昼から標記講座の第9講目を開きました。演題は「育苗・育種・たい肥作り」でした。講師は近畿大学農学部非常勤講師など、幅広く農業分野や中小企業分野で活躍されている高橋太一郎さんです。

講師は、「育苗・たい肥作りは一般的ですが、育種は学術用語で一般的に取り組むことが難しい」と最初にお話しされ、まず育苗から講義を進められました。育苗の目的は
農地の効率的利用と不良環境の回避するためで、育苗の管理は水管理が原則と強調。土と水と温度の適切な対応を図ることとし、キャベツやトマトの育苗例をお話されました。

育種は、F1種と固定種があり、前者は企業や研究機関でないと無理。固定種である浪速伝統野菜や京野菜などでは一般的に可能であるが、非常に難しいと力説されました。

たい肥作りでは、ぼかしたい肥の具体的に原材料やその配合割合、作り方の方法や期間、完熟状態の確認状況などお話があったところです。

最後に、たい肥を作る時期は今でない。秋口から取り組むことが基本と話がありました。