(%エンピツ%)先日の傾聴講座で、認知症の方に傾聴する時に有効な、バリデーションという
理論について学びましたのでご紹介します。
(%紫点%)バリデーションとは、『認知症の方々に対して共感的な聴き手となり、決して評価せず、彼らにとっての真実を受け入れる。』というコミュニケーションを行うためのセラピーだそうです。
(%紫点%)彼らと、援助者の信頼関係が高まることで、彼らの心配事が減少し、まだ自分も価値ある存在だと思えるようになり、身体的、社会的機能の改善がみられるそうです。
(%エンピツ%)例えば「毎晩男性が自分の部屋に入ってくる。」という訴えのある人がいるとします。
その場合、まずはその人の事実を受け入れ、その上で、その人の世界で話します。
「それは大変ですね。ところで、男性が入って来ない夜はあるんですか?」
「そういえば、あなたが来る時は入って来ないわね。」
(%赤点%)そうだ、そうでないの話ではなく、まずはその人の世界をを受け入れる。すると、その人が実は一人ぼっちが怖かったんだという、心の中に隠れていた物が見えてきます。
(%赤点%)そして、「私は生まれてから一度も一人ぼっちになったことがないの。でも夫が亡くなってからはずっと一人で怖かった。毎晩、夫の好きなレコードを聴いていたの。」という、彼女の本心の声を聴く方ができる。
(%ニコ女%)現実はそんなに上手くいかないかもしれませんが、少なくともその人の世界によりそわなければ心は通じません。
次回訪問の時はバリデーションの技法で、依頼者さんと心の通い合う傾聴をしてみたいと思います。
(%ハート%)(E・K)(%ハート%)