世界的に低価格のカシミヤブームという背景もあって、モンゴルでこの10年ヤギの飼育数が倍増し、砂漠化拡大に日本企業が一役買っているという実態も懸念されている。
カシミヤ製品はもともと高級品で(セーターなら一着数万円)、日本でも数年前から内モンゴル(中国)産の1万円以下のカシミヤセーターが人気になっている。その後、内モンゴルでカシミヤの原料となるカシミヤヤギが不足するようになり、隣国であるモンゴル共和国から一部のカシミヤが中国に入ってきているという。
ヒツジと違い、口の小さいヤギは草を根こそぎ食べ、そこには二度と草が生えてこない。一方で一生懸命植林していても「砂漠化と緑化のイタチゴッコ」となるため、中国の環境NGOは、ヤギの飼育方法またはヤギを他の畜産に変換するための活動を必死に行っている。
世界的なカシミアブームで、モンゴル遊牧民の業者販売価格は1kg25ドルと、ヒツジの80倍にまで跳ね上がっているという。
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