使い捨てられる原発労働者・・・1万6千人従事

「3月の津波から、1万6千人の作業員が従事しているが、これは被爆線量が確定した人だけで、追跡できない作業員がかなりいるという。日雇い労働者を釜ヶ崎や寿町などから集め、使い捨てしている疑いがある。」と原子力資料情報室の伴英幸さんは指摘している。

 やはりなあと思う。危ない仕事・やばい仕事・それを斡旋する手配師や業者が暗躍しているのだろうなと想像がつく。むかし東京の山谷というドヤ街で日雇い労働をしていたころ、いかつい手配師が路上で賃金の交渉をして、どんどん労働者をトラックに詰め込んでいく。車は動き出すと幌をかぶせられ、いきついた先が「たこ部屋」で、半殺しのような生活を強いられた経験があるが、同じようなことが起こっているのではないか?結局は末端の日雇い労働者が尻拭いしているのではないか、そして被爆しても保障の対象外となり、闇から闇に消されていくのではないか? 「短時間で高給な仕事」という募集チラシが釜ヶ崎でも飛び交っていたという。甘い蜜にむらがる虫のように、仕事の中身もしらされないまま、いっぱいピンハネされて、フクシマへ運ばれていくのだろうか?