不登校のすすめ・・・学校が危ないと気づいたら

昨年度の統計では、小中の不登校生が13万人から12万人に激減?したと報告されていますが、子どもの自殺が増えています。

学校の状況がおかしいと思ったら、子どもの様子がへんだと感じたら、学校に相談する前に、まず子どもを家にとどめてください。もっと大胆に学校を休ませることです。

学校が休めなかったために自殺した少年を多くみてきました。
竜野市で自殺した少年の父親(中学教師)は、お会いしたとき「学校は休んでもいいんだよとインプットしておけばよかった。」と話しておられました。お母さんも教職、おばあさんも元学校の教師という教師の家庭では、学校を休むなんてことが許されないと少年は自覚していたのでしょう。これまで21年間フリースクールを続けてきて、自殺した息子・娘をもつご両親に何人もお会いしてきました。みなさん第1声は「まさか・・・」です。たしかに予想もしないことなのですね。

子どもの自殺は直線的です。
決して迷ったり、ひるんだりしません。いったん決めたら早いです。
決めるまで悩んでいますが、判断が早いから止めるのが難しいと思います。

決め手は、学校を休ませることです。学校側は、口がさけてもそんなことは言いません。去年まで小学校の校長をしていた僕の妹が言います。「なんとか学校で解決しようとするからね。手遅れになることも・・・。」あるそうです。

子どもを休ませて、両親が学校と話し合い、あらそうのでなく協力しあって、問題解決にあたることができたら、そして休んでいる期間も「学校側の事情で自宅待機」ということにしてもらって、通学扱いにしてもらうのです。まあ現実には、学校がそこまで柔軟に対応できる時代が来るのは、30年後くらいかなと思いますね。
とにかくせめて親だけは、敏感に柔軟に対応したいと思います。