陰キャと陽キャで友だちを仕分けて・・・親の会報告

「うちの子は陰キャラに振り分けられたみたいです。」
「もっとひどいのは、『ゲイやろ』と言われたことがショックだったようです。」

2月の親の会で、あるお母さんが話してくれました。
陰キャとは、陰気なキャラクターを縮めたコトバだということでした。

クラスを大きく2つに仕分けするボスがいて、数人の参謀役とコソコソ決める
ようです。陰気なキャラは少数者です。ターゲットにされるのはいつも数人
で、少数者だけがいじめのローテーションに嵌められているようです。
被害者はいつも神経をピリピリさせ、落ちつかなかったり、お腹が痛くなったり
するようです。

加害者たちや取り巻きたちには、笑ってすませられる程度のようで、
冗談で片付けられ、教師の耳には届かないようです。

学校では、事件があってもすぐに「本校ではいじめはありません。」などと
宣言するのですが、学校が気づかないいじめのほうが多いのです。
いじめは陰湿です。ノックアウトするのでなく、毎日ジャブのような打ち方
をして、教師には見えないように、深く相手の心をキズつけるのです。

子どもの変化を見抜くのは親しかありません。
見て見ぬふりをする集団の中で、歯を食いしばっている少年のうめきを
見落とさないように、注意深く見守ってあげてください。

学校から子どもの自殺をなくすには、いまのところ頼れるものはありません。
親が子どもの日常をじっくり見守り、なにげない会話からいじめのにおいを
かぎわけてほしいと思います。学校をあてにするのは、現状では困難です。