昨日11月15日(火)FM宝塚に出演。C.U.Pの活動について語らせて頂きました。
その中で、「なぜ10代を対象とした活動をするのですか?」という問いを投げ
かけられて、常々考えていることが飛び出した・・・。
本当にちゃんと議論する必要があるのは、ティーンズたちの「今」です。
少年犯罪がニュースのトピックになったり、ニートといったレッテル貼りをする
以前に、彼らが「社会」と出会うチャンスが奪われている現状についての議論
はほとんどなされていないですよね。
児童福祉法でも子どもの権利条約でも「子ども」は18歳までを言うのに、
次世代育成支援行動計画においても、具体的な施策やプログラムが
ありますか?
高校生地域貢献事業やインターンシップ制度が活用されていますか?
行政に頼った計画だけでは「今」は何も変わらない。動かない。
でも、子どもたちはいつだって「今」を生きているのです。
10代のパワーは本来世の中を動かす力です。かれらの眠った(眠らされた)
パワーは、次世代を創る「資源」なんです。その資源をどのように生かすことが
できるか、そんな議論があたりまえにできるようになったとき、未来に向けての
方向性ができるでしょう。
若者の就労支援、「ひきこもり」対策も重要な課題です。しかしその前に
おとながしっかり子どもと向き合う「チャンス」を作ることが先決。今ここで
問われるべきなのは、おとなの「社会力」なのではないでしょうか?
C.U.Pが主催する「10代のためのボランティア講座」は、そんな社会力に
対する問いかけをしていきます。