私の障害をもった友人たちは、車椅子で実に軽々と日本全国、
時には世界にも飛び出していきます。
私は、介助者ではないのですが、一緒に行動すると
いろんな発見や社会の仕組みが見えたりします。
先日も駅の改札口で、車椅子の彼と一緒にいると、駅員さんに
「どちらまでいかれますか?」
と聞かれたので、私は自分の行き先を告げたのですが、
彼の行き先を聞いてこられたのですね。
駅員さんが乗車の準備に行かれたとき、ぼっそと
「なんで私に聞くんやろ?」
とつぶやくと、彼は爆笑していました。
「そんなことはしょっちゅうなんだ」ということらしい。
ことばが不自由でも、車椅子の高さで本人にちゃんと聞いて欲しいと
思いましたね。