子どもたちは小学校の修学旅行で行ったのですが、
どういうわけだか、私はこの年になるまで、広島に行ったことが
ありませんでした。

テレビで、書籍で、映画で、知っている気分になっていたような
気がします。
まったくお恥ずかしい・・・。

平和公園を歩き、平和記念資料館に行きました。

出口にメッセージノートが置いてあり、いろんな国のいろんな文字が
平和を訴えていました。

その中で、幼い日本語の文字に目が釘付けになりました。

「おじいちゃん、あいにきたよ。」

たったそれだけのことばでしたが、ヒロシマは、世界にそれを
発信しているのですね。

ボランティアの方が、英語でガイドをされていました。

世界中の若い人たちに、語りつぐ「ヒロシマ」。

世界中が「恐怖」に満ちている今、
それを見ないフリすることで、心の中で「恐怖」が増大します。

「平和」を希求することは、恐くても、辛くても、ちゃんと
事実を事実として受け入れる勇気を試されることなのだと思いました。

ヒロシマの旅は、自分と向き合う旅になりました。