図は、30年前にはホルチン草原の森だった所にあった聖地(オボという墓)の印として一本だけ残された楡の大木です、根元が風のため2m以上もえぐり取られています。木が切られ、強風で表土が舞い上がり流動すると、たちまち砂漠化します。開放前には、「土を掘り起こしてはいけない」、という厳しい掟がありました。日本で水管理が最も厳しかったように。だが、この地に耕す(cultivate)、土を掘り起こす農業が文明の名で入ってきました。これ地球大陸で最大を占める中緯度帯でどこでも生じており、地表40%が砂漠化した主因です。アフリカはその典型。今も、人口圧力と貧困打開のためとして大規模開墾が進む。まず、この理解が望まれます。