図は、中国江蘇省宿遷市四陽県の畑地に植えて2年目のポプラです。当地は世界の合板生産の拠点となっており、10年で1m3当りで80ドル=500元=8000円の成木に育つため、木が麦より付加価値が高いためです。県は古黄河流域にあり、森の被植率は40%に達しています。既にワイガ流域には林が広がっており、地域の環境はずっと良くなり、中国植林政策の模範例です。木質発電の費用がもう少し下がると木が石炭の代替燃料になって、林間農業が一挙に普及するでしょう。そうなると、世界の資源・環境・経済を地域循環型へ切替える方向が出てきます。