図は、去年の夏の神戸港で、8月に故郷で結婚式を挙げる、リハーサルの二人。
 思えば、明治維新時、神戸開港と大政奉還が同時に連動して起り、この地は、外国人の居留地となり、欧米や中国から知識と商品を導入する西の拠点でした。この経済発達を支えるために国立の、そして県立の神戸高商(今の神戸大学、兵庫県立大学)ができ、優秀な人材を輩出してきました。 今、かつて日本に踏み台にされた中国の優秀な人材が、日本の経験を学んで故郷の産業と暮しの発展をめざして巣立ってゆく訳です。彼女も、彼の田舎でともに経営に当ります(田舎の娘は街に出て帰らない日本に、こんな例がありますか?)。
 今、両人の故郷のホルチン砂漠からは黄砂がお見舞いに来てくれます。彼らは、黄砂退治の大事も担っていることも自覚しています。彼らの活躍を期し、できる支援をしたいものです。