図は村の郊外に広がる沙漠。右端に植林が見えるが、ここは少しの手間で木が根付くから、羊を排除する柵を作ればよい。楊君の兄は村に押し寄せる流砂の波から村を守るために単身で緑化を始めて10年がたつ、村の先覚者だ。当時は、植えた林の林権が不明のため、植林しても、当人に伐採・収益権が保障されず、ために植林するヒトはいなかった。最近、政府が植林者の林権を保証したため増えてきた。もっとも、木の値段が近隣の製材所が都市大手の製品に敗北して淘汰されたため、木の値段が下がっているので動機付けが必要で、木を多面的に利用する複合経営で打開できよう。植林が広がれば、製材加工を地域産業とできる見通しもある。
楊君が牧、農、林の複合経営に乗り出し、この有効性が示されるならば、この方式での植林が一挙に広がる、と期待できる、お楽しみに!