牧民から次の質問が出た: 今、牛肉、羊肉の売値が下がり、これから牧畜やっていくためには何を最優先に考えればいいか? 合弁か?
ウリジさんの答え; 価格が上下する、市場原理できまり、大体、 4年〜5年で上下に変動します。これは、どの商品もそうなのです。ですから、牧民の生活を改善するためには、そのうちあがるだろうなどと価格の変動を期待していてはいけません。現在では、仮に価格が上がっても資材など仕入れ値はもっと上げるので、経営は良くなりません。いま、価格は下がる局面におり、牧畜産業の構造調整の時期がきたと考えてよい。これまで高成長を遂げた経済の全体が調整期に入っています。先進国では世界不況になり、もっと厳しい。
皆さんも痛感されているように、自然環境の変化が激しいですから、実は、牧畜業など自然に一番頼っている産業は、一番科学的な経営が必要だ、とみんなが認めています。そこで、例えば今の市場の変化に合わせて、「ネット」で現代牧畜産業を営む時代になっています。経済が発展すると、牧畜産業も畜舎化や機械化へ移行して、労働力の余力ができますから、これまで超高成長を遂げてきた中国経済の全体が調整期、そしてこれを高く売れるように販売事業に力を入れることが重要です。