地球の砂漠化は構造的、食糧危機の発生は不可避!

2012年の米の研究で、「全世界の陸地の38%が砂漠化に直面している、最悪は北アフリカ、中東、中国西南部、豪州、南米西部で、砂漠化指数は76%」。出;http://www.epochtimes.jp/jp/2010/03/html/d22882.html。この中国西南部の東端がホルチン砂漠です。所で、ホルチン砂漠を手始めに複合方式で砂漠化を克服してゆくと、畜産物や木材の供給が増えすぎて、世界価格が崩れるのではないか、中国政府が、いま大豆の大半を南米等から輸入しているように、元高になって海外畜産物の輸入策に転じ、国内畜産品の価格が低下するのではないか、複合方式の普及にマイナスだ、との懸念をよく聞きます。熊本でユネスコの倫理会議があり、ニュージーランドの方に聞くと、豪の砂漠化はひどく、下水道の汚水を再処理して飲んでいる市が出ているほど、人口2000万の半分を米国に移住させる計画が検討された、とのこと。豪大陸は海流や気流の関係で大陸中最悪の乾燥地で、日本の20倍の地に人口は1/6がやっと。原始岩石が露出して土壌がないので農業も牧畜もできない。これまで少しの森林地と地下水でやってきたが、森林地は近代農法で破壊してしまい、地下水は枯渇している、とのこと。地下水はなぜ枯渇するほど少ないのか、と問うと、地下水は地表に降る雨が溜まったものだから、地表に降らないなら地下にもない! これは構造的だ。世界のパンかご、米プレーリーは森でなく草地だったから、地下水も多くない、従って地下水枯渇の問題が出ているのだ。
 世界は食糧増産できる、南米やアフリカの未開拓地がある、その単収を高めればいいとよく聞くが、米式の大規模・化肥や地下水等の要素多投型の限界で割引くべきだ。すると、打開策は複合方式しかないと思うが、いかが!