図は、2010年3月21日、春分の日、黄砂が甲子園球場、選抜の開会式をおそって空は霞んだが、高校生が正々堂々戦う精神まで霞ませないと報じた。今年は40年ぶりの大雪で畜産に大打撃となったが、黄砂は雪どけ後に舞上がる。春一番でぐんと暖かくなり、一息ついた羊、牛はたちまち出産しだした。今来ている黄砂はタクラマカン等、大陸の一番奥からでゴビ砂漠はまだ雪だが、これが解けると黄砂の春が本格化する。
なお、枕草子でお清さんは、春はあけぼのようよう白うなりゆく山ぎわと切り出し、薄く黄ばんだ霞みはいとおかしと愛でた。だが今や環境の世紀だ。春はあけぼの、スギ花粉、ようようPM2.5、おいおい黄砂と、目も喉も肺もいとおかし、マスクだ、ゴーグルだ、花見禁止だ・・