ホルチン砂漠に残された只一つの森跡、大塞溝!

図はホルチン砂漠の中の東北部にある溝、深さが50m、幅数kmが奇跡的に残り、半地下オアシスになっている大塞溝。底には川が流れるうっそうとした森林だ。入ると涼しく、中国北部出身の皇帝が夏場の避暑地にしていたため、切られずに残った。1910年朝鮮併合後、満鉄が鉄道を引く際にこの森も伐採したが、入植者が川辺にポプラも植えたので、これがこの中に奇跡的に残ったのだ。
大塞溝は、今はこの砂漠地もほんの30年前まで豊かな森があったこと、森の中ならこんなに涼しく、ヒトも動物も楽にすめること(今もお寺があり、冬も凌ぎやすい)、ホルチンで植林を広げれば、この森を復活できること、これを示す。