「勉強会」「講座」・・・

今週に入って、広報に関して私がある提案をしました。

宙(そら)やデモクラティックスクールについてもっと人に知ってもらうために、「講座」「勉強会」のようなものをしてはどうかと言ったのです。

イメージとしては、デモクラティックスクールに興味のある人に、宙(そら)あるいは公民館のようなところに来てもらって、宙(そら)のスタッフがデモクラティックスクールについて説明し、みんなに質問をしてもらったり、感想を話し合ったりするというものです。

ここまで読んで感じた人もいるかと思いますが、私の構想はまだまだ漠然としたものでした。

それがよくなかったのです。

私がミーティングで上のような構想を話しても、メンバーたちにはピンと来ませんでした。つまり、普段見学希望の人にスクールまで来てもらってスタッフがしている説明と何が違うのか?とメンバーには思えるのです。

普段見学希望の人にスクールについて説明するのと、そのような「講座」を開いてデモクラティックスクールについて説明するのと何が違うのか?

確かにそう言われると、どこが違うのか、すぐにははっきりと私は説明できませんでした。

それに、デモクラティックスクールに興味のある人であれば、普段平日に開校中に見学に来るはずと言われたら、強く反論もできません。

なぜわざわざ「勉強会」「講座」を開くのか?

そんな無駄なことはしないほうがいいのではないか?

そう言われて、「なぜ勉強会を開くのか」を説得的に説明するには、

・どういう目的で
・どこで
・いつ
・何時間ぐらい
・どのぐらいの人を集めて
・どういうことをするのか

を紙に書いてはっきり示さなければなりませんでした。

よく考えれば(よく考えなくても)、社会常識的に、何か案を人に認めてもらうには、紙に書いて、つまり具体を示して、説明するのが当たり前です。

会社の会議で、レジュメを渡さずに通るプロジェクトはありません。

宙(そら)でも、メンバーの子どもたちが学校のお金を使って活動をするには、例えば野球をするためにグラウンドを借りたり、釣りのえさを買ったりするには、ミーティングで他のメンバーやスタッフの承認を得る必要があります。そのときには、具体的に予算を説明しなければなりません。いい加減な予算はミーティングで却下されます。

私はその基準も満足に満たしているとはいえませんでした。

結局は私の提案はミーティングで承認はされました。でもメンバーの一人から「この提案はビジョンが見えない」といわれたけど、私もそのときになってその通りだと思いました。

社会常識をまた一つ教えてもらいました。

デモクラティックスクールに関する勉強会は、一月一回ぐらいのペースで12月から始める予定です。詳細を決めたらまた広報します。場所は宙(そら)の校舎か近くの公民館などを考えています。

>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
 都会のサドベリー・スクール
 デモクラティックスクール 宙(そら)

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 公式HP

日本におけるデモクラティックスクールの「これまで」と「いま」を紹介した『自分を生きる学校』(デモクラティック・スクールを考える会編 せせらぎ出版)好評発売中 宙(そら)のメンバー・保護者・スタッフも書いてます。

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