デモクラティックスクールの子どもたちの特徴をひとつ挙げるよう言われたら、私は「現実的なところ」と答えます。
デモクラティックスクールの子どもたちは、考え方が現実的です。
彼らは多くの大人のように論理のための論理を振り回すことがありませんし、多くの大人のように自分の意見を主張をするのに感情的になったりもしません。
シンプルにものを考えます。
あるものが必要かどうかを考える時も、「将来あったら便利かも」という考え方はしません。
大人は“不測の事態”というものを考慮したがります。「もしああなったら」「もしこうなったら」と考え、なかなか決断を下せなくなります。
デモクラティックスクールの子どもたちは、今必要かどうかを考えます。
彼らは現実的にものを考えます。
わたしは、彼らは常識という名の偏見にも、また夢のような妄想にもとらわれずに生きていくのではないかと感じています。
多くの大人は、常識や思い込みの苦しみから脱しようと、心理学や自己啓発やヒーリングに取り組みます。
それらはもちろん素晴らしい。
でも、デモクラティックスクールの子どもたちは、そういうものに頼らなくとも、現実をちゃんとみることができる大人になるように見えるし、すでにそうなっているようにみえます。
>>子ども「が」まなぶ 「超」学校。
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