先日からお伝えしているように、神戸サドベリースクールでは今ファウンディング会議を定期的に行っています。

前身のデモクラティックスクール宙(そら)から数えると、神戸サドベリーはもう5年デモクラティックスクールをやっていることになります。しかし、わたしたちのデモクラティックスクールを組織としてしっかりとしたものにし、さらに飛躍・発展するために、スクールづくりをもう一度始めようと私たちは考えました。

わたしたちのファウンダー募集の呼びかけに何人かの人たちが応えてくださり、今は計四人でファウンディング会議を行っています。

神戸サドベリーをステップアップさせるためには、この学校のあり方を根本的に考える必要があります。しかし同時に、それまで積み重ねてきた歴史もあります。その中であらためて学校を作るには、まずファウンダーの人たちの想い・方向性を一致させていく必要があります。

そもそも神戸サドベリーは何人規模の学校を目指すべきなのでしょうか?100人?200人?そのための土地や建物はどうすれば確保できるでしょうか?それを獲得する間、今あるスクールはどうしていくべきでしょうか?そもそもそんなに多くの生徒数の学校を本当に作るべきなのでしょうか?社会がサドベリーを求めている度合いはどれほどでしょうか?あるいは社会がサドベリーに求めるものを私たちは提供できるでしょうか?

こういった話し合いをしていくと、実はファウンダーの考えが必ずしも一致しないことが分かってきます。

これは大切なことです。

大切だというのは、自分と他人の意見が一致しないことを確認するということです。

その差異を確認しなければ、どこで意見を調整していくべきかも分かりません。何人かの人たちでひとつの物事を進めるには、同じ方向を向く前に、そもそもそれぞれの意見の違いを明確にする必要があるのです。何が違い何が同じかが分かれば、では一緒にやっていくためにはどうすればいいか見えてくるからです。

神戸サドベリーはまだまだたくさんの意見の不一致を確認していかなければなりません。

わたしたちは、神戸サドベリーを作っていくためには多くの人の知恵が必要だと考えています。「自分も学校づくりにかかわってみたい」という方から「小さなことでも何か協力できれば」と思う方から「サドベリーってよくわからないけどどういうところなのか一度話を聞いてみたい」という方まで、多くの方々のお問い合わせをお待ちしています!

ファウンダー募集の詳細はこちらのページまで。