さよなら夏の日

9月に入り、授業はまだ始まっていませんが、各種の会議や秋学期の準備が始まり、夏休みも終わりを迎えようとしています。

今年は、梅雨明けが遅くて、本格的な暑さの時期が短かったような気がします。本当に夏らしい強い太陽の日差し、抜けるような青空、わき上がる入道雲、やかましいほどの蝉の声…に象徴されるような夏の日々が少なかったように感じるのは私だけでしょうか。夏女としては、なんだか、いまひとつ物足りないような…すっきりしないような夏だったかな…と感じています。

とはいえ、夏の実習は、まだ折り返し地点くらいです。8月がメインの実習はそろそろ終わりますが、9月スタートの皆さんは佳境に入るというところでしょう。

ここまでのところ、室長として緊急出動しないといけないような状況は特に起こっておらず、ほっとしているところです。最後までこの調子でよろしくお願いしますね。

私は、そんなに大勢の実習生を直接担当しているわけではないのですが、巡回指導にうかがったり、実習を終えたばかりの学生さんとデブリーフィングの時間を持ったりして、今年特に感じたことがあります。

それは、どの実習先でも、とても丁寧に学生にかかわってくださっているという実感です。もう少し平たい言い方をすると、例えば「学生がほったらかしにされていない」とか「実習生の要望をできるだけ汲んだ形で実習プログラムが柔軟に作られている」あるいは「実習生のパフォーマンスが承認されている」といったようなことです。限られた実習先での経験ですから、全てに当てはめることはできないかもしれませんが、社会福祉士養成カリキュラムの変更で、実習指導者にも講習が課されるなど、実習のあり方の見直しがされていることも影響しているのかもしれないという感じもしないではなかったです。

教員も実習担当者も講習を受け、現在は、改めて、社会福祉士に必要な学びが再確認されるタイミングだと思います。演習・実習の教歴5年以上の経験のある教員(私含む)は、実は、講習を免れたと喜んでいてはいけないのかもしれません。実習教育の原点に戻って、本当に実践力のつく教育を進めて行かなければならないということでしょう。

今日6時半頃、G号館から外に出た時、外気の冷たさに秋を感じました。いろいろな意味で、切り替えていくタイミングが与えられているのかもしれません。秋学期に向けて気持ちを引き締めていきたいと思います。

実習中の皆さんは、季節の変わり目だったり、インフルエンザの影響もあったりして大変かもしれませんが、油断することなく、体調を整え、より良い成果をあげて夏を終えていただけることを願っています。

■夏の終わりのセンチメンタルな気分が刺激されるのはズバリこの曲です。
 http://www.youtube.com/watch?v=s2vrnYJ4lbE
(オマケに、支援室年長MNさんのパターンををちょっとパクってみました)

実践教育支援室室長 EK