MNです。

25日担当、27日UPです。遅くなりました。

今、論文執筆の最終段階なんですが、目の前の課題から逃げたくて逃げたくて、その勢いでこのブログを書いています。逃げても他人に迷惑はかけないし、まあ良しとしましょう。

<今日の支援室>
秋学期の始まりは、やはりあわただしく、実際に忙しいのはもちろんですが、気ぜわしくもあるようです。実習助手も教員もその会話は、心なしかスピードが速いように感じます。お客さんへの対応も、待ちが出ているのを知りながら、目を背けたくなる気持ちをかろうじて抑えている、そんな状態です。

「小人閑居して不善を為す」といいますから、私にとって忙しさはおそらくいいことなんだと思います。こんなときこそ仕事もはかどるのでは・・・、そんな期待を持ちながら、自分でシーズン突入の気分を盛り上げています。論文執筆の負荷もまた楽し、というところですかね。

<大河ドラマ>
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ(ビスマルク)」らしいので、大河ドラマもできるだけ見るようにしています。少しでも「賢者」に近づきたいもんね。ただここには、歴史の知恵だけではなく、時代状況に応じた作り手のメッセージも込められています。

昔なら「おんな太閤記」、最近なら「利家とまつ」「功名が辻」「篤姫」など、歴史の中の「オンナ」をあえて描こうとするのは定番になってしまいました。実は「オンナ」は、もう十分強いことがわかったし、決して脇役でもないこともわかったので、必要ないと思うのですが・・・。

ただ明らかに変わったと思えるのは、歴史の中で脇役、悪役、敵(かたき)役であった人物が今日では、実は立派な人物として、その背景、事情、心理、人となりまで、良いように描かれていることが多いと感じています。

典型的なのが、明智光秀と石田三成です。私が受けた教育では、裏切り者とか人望無しという言われ方をしていたと思います。それは史実としてはそのとおりではあったとしても、彼らの内実に迫ると、教養豊かであったり、優れた知恵者であったり、忠義に厚かったりして、しかも2人ともその時代状況の中で、横暴な権力に立ち向かった人物として描かれれば、ついつい共感してしまいます。

日曜日の「天地人」は、ついに石田三成が斬首となります。ドラマでは家康の権力に屈せず、忠義を貫いた人物として描かれていることと思います。小栗旬の名演技も見てみたいものです。

勝利者史観を覆すことこそ、歴史学の真骨頂だと思っているので、こうした人物をもっとたくさん掘りおこして欲しいと思っています。そういえば、黒田如水を大河ドラマ化する地域からの要望が出ているとか。ただしこれは「まちおこし」、もっといえば「カネ」の話なんですけどね・・・。

■天地人オープニングテーマ(エレクトーン演奏、聞き比べてみてください、面白いです!)
http://www.youtube.com/watch?v=gP6IHFYMr18&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=ug6b_Jn83Uc&feature=related

<なつかしのJ.PRESS>
オンワードのバーゲンに、現妻(現在の妻のことです。昔の妻がいたわけではなく、未来の妻を想定しているわけでもありません。)のお供で・・・というより運転手役で行ってきました。

オンワードがもっているブランドはたくさんあって、私が知っていたのが「組曲」「23区」「自由区」「五大陸」、オンワードと知らなかったのが「ポール・スミス」「ソニア・リキエル」「チャコット」。運転手として、現妻に押し切られただけではつまらないので、紳士モノの「J.PRESS」「DAKS」を見ていました。

「J.PRESS」は、アメリカントラッドとして「Brooks Brothers」や「ラルフローレン」と並ぶ老舗です。日本のトラッド全盛期を席巻した「VAN」がなきあと、オンワードが「J.PRESS」のブランドを買い、日本人の好みに合うように売り出しました。それがうれしくて若い身空で無理して、高額なジャケットやスーツを買っていたのを思い出しました。昔は、平気で高いものを買っていたんだなあ、と実感しました。それでも当時はオンワードに感謝したものです。

中でも、ボタンダウンシャツの背部ループ・センタープリーツ・襟後ボタン・パネルフロント、ジャケットでいえば3つボタンにフックベンツなど、「J.PRESS」は往年のスタイルにこだわり続けている姿勢が好きです。バーゲン会場では、居並ぶ上着はすべて<3つボタン段返り・フックベンツ・ミシンステッチ・ナチュラルショルダー>で、往年のアイビーブームを彷彿とさせました。こういうこだわりはオンワードが扱っているからかもしれません。「Brooks Brothers」なんか、ムッチャ高いのに、そうしたこだわりは感じられず、かなり自由な感じです。「自由なトラッド」など形容矛盾というものです。

でバーゲン会場に着いたのですが、何と「J.PRESS」や「DAKS」のコーナーには、社員の接客つき。しかもウジャウジャいる。誰がバーゲンに行ってまで接客を希望するかね・・・。話を聞いてみると、今シーズンのものを先にバーゲンしていました。後で聞くと、通常とは違う時期でのバーゲンだとか。要するに不況で売り上げが足らないので、バーゲンをかけたという筋書きと予想しています。

結論。スーツ・ブレザー・ジャケットは、今後も「J.PRESS」のものが欲しい。あのヘリンボーンツイードのジャケット、欲しいなあ・・・と思いました。しかし、それ以外のシャツやパンツ、またカジュアルなものなどは、他のブランドで、もっと安くていい品が市場に出回っています。こちらは「J.PRESS」といえども勝ち目がないように思います。

食べ物の好みも音楽の好みも●●●の好みも、すべてストライクゾーンが広く、悪球打ちと言われた私ですが、自分のための着物は、ちょっとだけ「うるさい」ようです。

※ いや●●●は訂正します。悪球打ちなんて現妻が見たら怖いから・・・、え、●●●なんだから訂正の必要ないって・・・語るに落ちましたか。

実践教育支援室年長 MN