先輩からの学び

今日は昭和の日

それにふさわしく、昭和のお生まれで、昭和時代から第一線でご活躍してこられた先輩ソーシャルワーカーのご退官をお祝いする会に出席して参りました。
実はこのご縁は、私の大学4年生の実習からのもので、その後、私が現場に就職してからも、研修会に誘ってくださったり、時には困難ケースのスーパービジョンをしてくださって、私のソーシャルワーカー卵時代を支えてくださいました。

お祝いの宴は、懐かしい話に花が咲き、時間が逆戻りしたかのようでしたが、最後に先輩が「これからの生き方」についてお話をされました。それは、できるだけスリムな生活を送っていくというもので、心と身体の体力を温存しながら、無理をせず、しかししっかりと自分の歩みを確認しながら刻んでいきたいというお話でした。無駄をそぎ落とした淡々とした生活の中にこそ生き方の本質があるということでしょうか。
自分の歩みの先を進んでいかれる方のお話によって、自分がこれから何をしようとすればいいのかを問い直せるチャンスをいただけたようにも感じるひと時でした。25年以上も前の実習中の貴重な出会いに改めて感謝いたします。

さて、これから実習に行かれるみなさんをどんな出会いが待っているのでしょうか。
ソーシャルワークはプロセスに重きを置くように、実習での学びもそのときだけのものではありません。それと同時に、皆さんを支えてくださっている方々との出会いも、そのときだけのものにしないでほしいと願っています。

現に今日も私の手許に昨年度の実習生から嬉しいメールが届いています。
実習指導クラスの最終日に後輩のために実習経験の話をしにきてくれませんか、という私からのメールに、是非に話に行きたいという返信メールです。自分たちも先輩から実習にまつわる話を聞き、それがとても参考になって、そして励ましてもらい、実習中も支えてもらったから、できるだけ自分たちも同じように後輩に向けてエールを送りたいという優しい気持ちの詰まったメールです。ここでも繋がることを楽しみにしています。

いろいろな先輩に感謝して。
昭和生まれの支援室nn