今日はこころなしか支援室のにぎわいは穏やかに感じられます。
先週木曜日に実習指導クラスの学生さんは「自己紹介書」の清書と「実習計画書」の下書きを提出し終わったためでしょうか。束の間の静寂がやってきています。
これからは個別に巡回の先生とのやりとりで、計画書の添削期間に入ります。計画書の仕上げに向けての本格的なやりとりが個別面接やメールで繰り返されていきます。
私も、病院実習と母子生活支援施設に出向く学生の計画書の添削を進めていますが、いつもと同じように、最初は厳しいようですが、かなり細かいことまでチェックして伝えようとしています。
そして、なぜ、こんなに細かいことまで指摘するのかは、私の性格だけではなくて(笑)、巡回を担当するからには、しっかりと学生さんと向き合い、何でも話せる人間関係を築いておきたいからです。そして学生さん自身が、「自分は実習にいくんだ!」ということを、しっかりと自覚してほしいからです。
ですから、最初は面接を重ねていき、学生さんの書いた文章の意図を確認しながらやりとりを進めていく方法をとっています。
そして、必ず最後に尋ねることにしていることがあります。それは、
「添削をしすぎて自分の最初の思いがどこかにいってしまっているような計画書になっていませんか?」ということです。専門用語や文書の流れは整っていても、本当に学生さんが望んでいることが表現できていない、あるいは添削している間にその意図が抜け落ちてしまっている文書もあるからです。このあたりが、添削を繰り返しているときの落とし穴だと思っています。
体裁を整えることも大切ですが、より効果的に、より明確に習得したいことや実習の目標が見出せる、そして実習先に伝えられるような仕上げを目指すよう、学生さんとの奮闘がこれから7月1日まで続きます。
来年度からの新カリキュラム実習においても、この計画書に重きが置かれているだけに、その点も意識しながら、さあ、しっかりと見させていただきます!!
腕まくりをした支援室の母:nn