【活動報告】
●1月16日(土)
本年初めての活動日は、最高気温の予測は8℃ながら風も無く絶好の作業日和でした。そんな中、体験参加の1名の方を含めて27名が集まりました。
遅まきながらの新年の挨拶もそこそこに前回同様の3グループで作業に取り掛かりました。伐採グループは、入り口近くの枯れ松を処分し、休むまもなく塩谷川中腹まで登り、枯れ松と花粉を飛ばす前のヤシャブシの大木の伐採をしました。塩谷川ルート中腹部は、明るくなってきましたので、次回からこの場所に植樹をしていこうと考えています。
また、横断作業道整備グループは塩谷川ルートから竹林上部までの作業道で点検と整備を行い、土留めネットとは別に伐採した木で土留め柵を作りました。イノシシに荒らされ放題であった夏の休憩場所から竹林へ上がっていく道を閉鎖し横にバイパスを作りましたが、いまだに荒されているのでイノシシが通れないように常緑樹を移植しました。また、その下にはツツジ類を階段状に移植しました。湿地は来月のカエルの産卵を控えて更に拡大し、その周りに育樹畑で育てたイロハモミジを4本植えました。何時の頃か池に映える紅葉を夢見ています。
絶好の作業日和といっても大寒間近の寒中そのものです。昼食を取っていると寒さが身にしみてきます。昼食は10分か15分そこそこで終え、作業を再開し、短時間で効率よく作業を行い、道具の手入れの後、無事故であることを確認し2時過ぎに解散しました。
【ナラ枯れとは何か】
最近、ナラ枯れ病について話題になっています。そこで、昨年末に県農政環境部環境創造局よりいただいた資料を抜粋し説明いたします。
●ナラ枯れ病とは
ナラ、カシ、シイ類の樹木が枯死することで、近年の研究により原因は「カシノナガキクイムシという甲虫が病原菌を伝播することによって起こる樹木の伝染病である」であること明らかになりました。
●ナラ枯れの発生地域
比較的日本海側の府県に多く、兵庫県においても北から南に被害が拡大してきています。21年には篠山市の北側まできています。
●被害の発生時期
ナラ枯れの被害は梅雨明け後、7月から8月にかけて発生しますが、それ以降にも枯れることもある。
●被害を受ける森林
ナラ枯れは比較的高齢で大径の樹木が多い広葉二次林で発生することが多く、標高の低い森林での被害報告が多い。被害の発生と気候条件、地形、斜面方位、土壌環境などとの関係については、明確なことは分かっていません。
【連絡・報告事項】
●武庫川流域環境講演会のご案内
日 時:平成22年2月26日(金)14:00〜16:20
場 所:宝塚市西公民館2階ホール 今津線「小林駅」から徒歩3分
報 告:武庫川の天然アユの再生に向けて(阪神北県民局 平塚康嗣氏)
講 演:コンクリート三面張り河川でのホタルの再生プロジェクト(武庫川ルネッサンス懇談会委員 久加朋子氏)
参加ご希望の方は村上(0797-77-0184)までご連絡ください。
●人と自然の博物館セミナーのお知らせ
テーマ:種から育てる山野草(実習)
日 時:3月17日(水)10:00〜12:00
場 所:人と自然の博物館(三田市)
講 師:希少植物研究会
受講料:500円
締 切:2月20日 定員20名
●2月の予定
①荒れている散策路の整備をします。
②枯れ松、不要樹木の伐採をします。
③湿地、育樹畑の整備をします。
●今後の活動予定
2月7日(日)、20日(土)3月7日(日)、20日(土)
当日の天候による活動の実施、中止の連絡はしません。各自で判断され無理のないご参加をお願い致します。但し、午前7時前のNHKの予報で、降水確率が午前、午後のいずれかが50%以上なら活動は中止とします。