今日は一日体の休養に充てました。昨日の試合での疲労がうまく抜けずに一日重たい体でした。頭のほうは、明日のミーティングの資料や練習メニューを考えたり、加美スクールのメニューを考えたりしていました。自分の頭の中はサッカーがいっぱいなので、頭も体もサッカーから完全に離れる日はまずないでしょう(笑)
 さて、昨日はアミーゴのみんなの気持ちの話をしましたが、なぜ、今の中学生にこんな話をしたかと言うと、今の時代は苦しい事から簡単に逃げ出す、いや、逃げ出せる時代です。大人になってもなりきれず、フリーターと言われる定職に就かない大人が増えています。アルバイトだから、少し嫌な事があったり、ちょっと人間関係でもめたらすぐに辞めてしまうのです。自分のせいではなく、環境のせい、他人のせいにして‥。部活にしても一昔前までは、絶対にみんなが何かに所属しなければいけなかったのに、今はしてない子が多すぎます。しんどいからやらない、では何もできないのです。今の時代は本当に便利になりました。便利を覚えると同時に『ズル』もたくさん覚える人が多くなっています。今の時代、パソコンの普及、携帯の普及で、漢字変換もたやすくできます。辞書をひらく事が少なくなりました。つまり、自分でわざわざしんどい事をしなくていいようになってきたのです。今のスポーツでも同じで、科学的に進歩する方法がたくさん出されています。しかし、科学の進歩でもどうする事もできないのが、人間の『心』ではないでしょうか?

子供はみんな純粋です。最初から犯罪を犯す子なんていません。じゃあ、いつからそんな風になってしまうのだろうか?僕が思うに、『要領』をすぐに覚えてしまうからだと思います。自分で苦しんで答えを見つける前に、その場だけしのぐ事をしてしまいそれが通用してしまうからです。こんなズルしてもバレないな、とか、これは手抜きしてもいいだろう、誰も見てないわ‥こんな気持ちありませんか??この気持ちの隙間こそが、人間をダメにしていくのです。前置きは長いですが、僕が言いたいのは、FALCOでは、こんな気持ちの生徒をなくしたいと言う事です。しんどいから休む、嫌やからしない、それでは、世の中通用しないのです。体は正直なので、グランドの中で、この気の弱さも、もろに表れます。FALCOのテーマの一つに『妥協しない』がありますが、自分に勝てない人間は本当の喜びもない、と言う事です。自転車一つにしてもしんどい上り坂があるからこそ楽しい下り坂があるのです。途中に足を着いた子にがんばった子の喜びは味わえないのです。科学では心を作れません。作るのは『みんなの中にある意思の強さ』です。明日は走力の日。このメッセージが一人でも多くの子に伝わればいいな、と思います!がんばった先には『成果』という大きなご褒美が待っています。心から充実していると言える人生をみんなには送ってもらいたいものです。