今日の練習のテーマは『個人技術・対人プレー』でした。個人の基礎技術と、サッカーはどうしても1対1に強くならないと勝てないので今日は、火、木の練習の延長の意味も込めて1対1の練習をメインにしました。ボールコントロールに加えて1対1は『気持ち』が強い選手が勝つのでそこを上げていくように、練習から1対1に負けたら悔しいと思えるようになってほしいと思う。

まずはアップで体を温めます。ここではステップがうまくなり、ラダーが最初はぐちゃぐちゃになっていたけど、最近は10分間しても乱れない(踏まない)ようになっているのに気付きました(%笑う男%) やれば成果が出る子供達なので成長したなぁと思いました(%ニコ男%) 後は一本一本姿勢にはこだわってやってもらいたいと思う。

リフティングをしてから、基礎をしました。この時には『一つ一つのプレーに気持ちを込める』を意識させるようにしています。たった一本。しかも練習。こういう気持ちのある子が試合でのミスが多い子です(%痛い男%) こういう練習から意識のある子はミスにも意図があるし、伝わってくる。味方のミスにはきちんと言ってやらないといけない!チームを良くするのは個人の意識なんだから、こういう所を厳しく言い合えるチームになってもらいたい。

次に昨日たくさんしたボールコントロールです。しっかりしたファーストタッチは大きな武器になります。試合に近づけるのは個人の意識!形だけうまくなってもこの意識がないといざ試合になったら相手のプレッシャー一つで逃げてしまうプレーになる。練習からの意識は試合につながる。試合の反省を練習に生かす。この繰り返しをしていかないと向上しない。練習さえやっていればうまくなる、強くなる、ではない。外国人にいきなりお箸を渡して食べてください、と言ってもすぐには出来ない。でも、食べたいと思ったらどうにかして食べようとする。そしたら自然と使い方が見えてくる‥変な例かもしれないが、サッカーも何でも同じで、決められたものを自分がどう生かすかによって成果が変わるんだ。そういう気持ちで練習してもらいたい(%ニコ男%)

次は1対1での守備側の体の使い方を意識する為に、ボールを手に持った攻撃の子に抜かれないようについていく練習です。この時に、守備の子は『半身・重心・姿勢・距離』を意識しないといけない。攻撃はいろんなアイデアで出来るけど、守備はある程度の決まりがある。だから全員が理解する必要がある。どうすれば、足の速い子やドリブルのうまい子を止められるのか??陸上とは違うサッカーの特性を考えないといけない。サッカーにはフライングがない。体をぶつける事が出来る!!その利点を最大限に活用したら『絶対に止められる』場所が全員にあるんだ!!それを見つける為の練習だからたくさんする失敗の中から見つけてほしい。

最後は二通りの形で1対1をしました。実際に正面から1対1をすれば守備が不利なものです。でも、それを有利にする方法が『目』を使う事です。ミスを見逃さない目、相手の隙を逃さない目、状態を見る目、など自分を有利に出来る目を養ってほしい。何も考えないでたまたま取れたと言うのは、所詮たまたまであって全員に対応できない。日本代表の選手達が何故1対1でいろんな外国人にも負けないのか?と言ったらやっぱり考えて取ろうとしているから。今日見ていたらやはり翔太くんは非常にうまい、と言うか良く見ている。相手のミスに対して寄せるのが本当に早い。翔太くんが上背がなくてもしっかり取れるのはこの為だ。もちろん全員が考えれば出来る事なんだ。たまたま翔太くんが目に付いたけどただ目の前の1対1に集中しているだけでは前に進まない。自分はどうして取れないんだろう??と悩むなら一回一回違う事を試したりして、一番いい形を自分なりに見つけてほしい。そうでないと体格、スピード、利き足など個性がバラバラだから全員に共通しては細かく言えない。自分での発見こそが楽しさでもあり、成果になる。これからも『一つ一つ考える』選手になろう!!(%笑う男%)