昨日と今日の二日間の日程でコーチは『パイロット研修会』という日本サッカー協会が主催する研修会に参加してきました。そもそもの始まりは、兵庫県サッカー協会からの連絡でこんなのがありますがどうですか?というメールでした・・・これを見た時に、『この地域の問題をもっと多くの人に聞いてもらおう!そしてアドバイスも欲しい』と思って勢いで応募しました(笑) すると、数日後に『関西サッカー連盟から推薦いたします』との返事が!(%笑う男%) でも・・・関西???そんなに広い地域からの選出だったの?と後で分かりました(笑) そして、参加すると全国9地域(北海道、東北、北信越、関東、東海、関西、中国、四国、九州)というまさに『全国から集まった会議』でした(%ショック男%)
すごいなぁ〜〜〜!!と思いました。そこに自分がいるんですから!!こんな田舎に住んでいても情熱とか熱意があればこんな全国とつながるんですよ(%笑う男%) これは教え子にも勇気を与える出来事だと思いました(%笑う男%) しかし、募集要項には『次世代を担う人材を』と書いてあったのですが、みなさん結構な年齢の方ばかりでした(%ニヤ男%) そんな方々と話していると話題がでかいって言うか『あの○○がさぁ〜』とか、テレビでしか見た事がない有名な人が友達みたいな話が出来る人ばっかり・・・(%笑う男%)
コーチの知り合いは???え〜っと、市位代表と今中コーチと、三木コーチと、他学校の先生方と・・・・って誰も知らね〜〜〜〜!!!(%ショック男%)(笑) ってな驚きからのスタートでした(%笑う男%)

このパイロット研修会の始まりの挨拶は・・・・何と!神戸の監督もされていたし、みんなもヴィッセルクリニックでお世話になった『加藤さん』でした!!もうこのお方は、日本でも有数のサッカー界を動かせるような人なんです(%ショック男%)(%ショック男%)(%ショック男%) それでも気さくに話しかけてくださいました(%笑う男%) 『どう?FALCOはうまくいってる?』と。子供は本当によくがんばってくれています!がんばらないといけない自分が今回はここに来ました!!と返事をしました(%笑う男%)
その加藤さんから挨拶の中で『パイロット』の意味の説明からありました。コーチもパイロットと聞くと『飛行機を操縦する人』と思うのですが、本当の意味は『水先案内人』だそうです。つまり、たくさんいる指導者の先頭に立って、僕達がサッカー界全体を盛り上げる為に、問題を改善したり、いい面を普及させたりするように、という意味だったのです。加藤さんの話に、
『港にある神戸には、よそから入ってくる大きな船を、潮の満ち引きまで把握して案内する小さな船がある。その役割は外見は小さくてもものすごく大きなものです。皆さんもチームの規模が大きい、小さいではなく、そうした日本サッカー界が進むべき道を案内する役目を担ってほしい。各地域に戻ってどうか今回の研修を役立ててください』と。
重みのある言葉でしたね(%笑う男%) 一番最初の言葉なのに、心に強く残りました(%星%)

全国9地域から2名ずつなので、18人の人が揃いました。初日はJリーグの将来構想や、目指す形などの話が中心でした。そして最後のほうに、3グループに分かれてのセッションとして『2種(高校生年代)の街のクラブはどうして少ないのか?』と『リーグ戦を多く導入する為に街クラブが出来る事は?』という2つをグループそれぞれに考えて発表するような時間がありました。最初の2種が少ないのはどこも同じで、3種(中学生年代)のクラブチームは兵庫県だけでも、60近いチームがあるのに、2種は5,6チームしかないのです(%ショック男%) みなさんもあまり知っていない現実だとは思いますが、これはどの都道府県でも言える事で、2種のクラブチームはほとんどなく、作っても続かないのが現状の問題でした。その問題に、各地域から集まっての話をしました。その地域特有の問題や、同じ問題点など、さまざまな話が飛び交い、2時間もあった時間が全く足りないくらい、みんなの意見は止まらないぐらいでした。それぐらい皆さんがサッカーへの懸ける想いって言うのが詰まっているんだなぁ〜と一緒にいて本当に刺激を受けました。自分は書記をしていたのですが、
『やっぱり書いてくれた人が発表するのが一番いいやろ?』(%ニヤ男%)
と言われましたが、
『それではやらせていただきます!!このグループの熱い想いは十分に伝わったので、今度はそれを自分が伝えます!』と言い切りました(%ニコ男%) コーチだって聞くだけにこんな東京まで来たのではないし、一緒に会議をした以上はきちんと自分が理解している証拠としても発表させてもらえるのは大切だと思い、即答で引き受けました(%笑う男%)

それを、掲示して1グループが15分の時間設定で、みんなに発表しました。コーチも人前には慣れた事と、丸一日一緒に皆さんといる中でいろんな話も出来たし、もう気後れも一切なかったので緊張もなく、堂々と話出来ました(%笑う男%) 書いてある事に、自分の言葉や考えもプラスしながらしっかりと15分を使いきり、質問も疑問も、反論もなく無事に終えました(%笑う男%) 非常にいい話し合いの時間だったと思います(%笑う男%)
聞くだけでは人間は頭に入りにくいものなので、こうして工夫をされた今回の研修会は本当に意義あるものだと思ったし、こういう場で自分が引いてしまったら何も得ないまま終わってしまうのも嫌でした。今日のこの時間を作る為には、FALCOを市位代表、今中コーチ、三木コーチに任せて来たわけだし、そのお礼や感謝は、こうした場で自分が多くの事を吸収し、みんなに伝えていく事で証明するべきだと思っています(%笑う男%)

最後のセッションは、広瀬さんという日本サッカー協会から公認されている方から『スポーツマンとは?』という事で話をしてくださいました(%笑う男%) この言葉にはものすごく興味があって、コーチは月に一回発売される『コーチング・クリニック』という本をよく買うんですが、その中で以前この言葉が表紙にあって、買ったのを覚えていたのです!そして、その時の記事をこの広瀬さんが書いていたのでした(%ショック男%) そして、その時の記事をコピーしたものをくださって、『これを読んでくださった方いますか?』と聞かれて『はい!』と一人だけ手を挙げました。そして、『どこでですか?』という続きの質問に『以前、コーチング・クリニックという雑誌で読ませていただきました!』と答えると、『そうなんです!ありがとうございます』(%笑う男%) と言われました。雑誌に掲載される方とこんな場で出会えるなんて!!!!と改めて人のつながりってすごいと思いました(%笑う男%)
そんな広瀬さんからは、本当にすばらしい話を聞かせていただいたし、コーチもこれは絶対にチームに伝えないといけない責任を感じました。全てが全く同じではなくても自分の言葉で、自分の地域に合った形で伝えたいと思います。この広瀬さんの話の最初と最後には、
『社会的問題となっている(いじめ)や(ひきこもり)を、なくす一番の方法はスポーツをする事なんです!だから教える側は、それだけの責任が必要なんです』
と言われました。これも相当に重たい言葉でした・・・だけど、自分の置かれている立場の重要性を感じました。今回のこの研修を受ける事で、何かの資格を得た訳ではありません。だけど、この場で人とつながり、サッカーを通してこれからまた多くの方々とつながる事、そうやって人と人がつながり、最後には『全人間がスポーツを楽しむ』社会が一番全員が幸せになる方法であると確信しました。だから自分も、スクールやキッズのような『遊びが中心の場』を大切にし、サッカーを習っていなくても来てくれる場を提供したい。そして、その先にサッカーを好きになってくれれば、と思います(%笑う男%) 今回の研修で受けた事を自分は『使命』と捉え、自分の地域の発展につなげたいと思います(%笑う男%)
あの研修があったからこそ・・・・・・
そう言える未来へこれから進んでいきたいと思います(%笑う男%)(%王冠%)
