華麗な技術の裏側には・・・ 野洲高校にて。 1月30日

今日は、滋賀県の『野洲高校』へ行きました。以前から興味があり、2年前には全国高校サッカーに旋風を巻き起こした『セクシーフットボール』と呼ばれるそのサッカーは、高い技術と誰が見ても楽しいサッカーをします!!そんなサッカーのルーツを知りたかったのと、どういう姿勢でサッカーに取り組んでいるのか?そして、競争は?環境は?そう言ったものを人から聞くのではなく直接自分で見て、聞いて、感じてしたかったのです!そしてまたファルコへ伝えていこうと思っていました(%笑う男%)

夕方の部活の時間にお越しくださいと予約もしていたので、その時間に合わせて学校へ行きました。そこには、このように全国で優勝を飾った時の記念碑がありました(%ショック男%)

県立高校でありながらこれだけの結果を残せるのは本当にすごいと思うし、今日はしっかりとその裏側を見たいと思いました(%笑う男%) 学校へ行ったのですが、練習は違うグランドであり、移動をして見るようにしました(%笑う男%)

専用のグランドは芝生でしたが、ここはトップチームのみが使用する場所で、サブや2軍とも言われる選手は隣の土のグランドでの練習でした!!アップではそれぞれがボールを持って15分間ほど、ひたすらドリブルをしていました。これも、かなり高い意識だったし、フェイントの速さも驚くほど速く、常にトップスピードで!さらには休まずに行う事、そしてすばらしかったのが『足元を見ない』ドリブルを全員がしていました(%ショック男%)

トップスピードなのに、足元を見ないでボールをコントロールするのはさすがでしたね!しかもその技術は高くミスはほとんど起きない。フリーなら当然でしょ!と言わんばかりの姿勢はまさしく全国クラスって事でした(%ニヤ男%)(%王冠%)

こちら、手前の黒のベンチコートの方がコーチで、ファルコと同じ中学生のセゾンFCという全国でも有名なチームの監督もされている方です。奥の銀色のベンチコートを着ておられるのが監督の山本先生です。非常に柔らかな口調が印象的ですが、サッカー界に革命を起こした方なので、その言葉はとても深いものでした(%痛い男%) 年明けに行われた1年生大会でも滋賀県を制したそうで、今は新人戦に向けて取り組んでおられるそうですが、テーマがあってそのテーマがやはり全く聞いていないコーチにも何かが分かるほど、徹底されていました(%ショック男%) 本当に高い質でした!!選手の取り組む姿勢は、『試合を常に想定して』というのが見ていてもよく分かったし、いい緊張感が漂っていました(%笑う男%)

ドリブルが本当にメインの練習で、最初に相手のいない状況でのドリブルを繰り返していましたが、今度は100Mのタッチラインの間に6人いる選手が等間隔で歩いてくるのをこれまたトップスピードでかわしていくものです!!このスピードが本当に半端じゃなく速い!!(%ショック男%)(%ショック男%) ボールを持って、しかも相手をかわしているのに、100Mをだいたい13〜4秒と、ほぼ全力疾走に近い速さでかわしていくのです。しかもこだわるのは速さだけでなく、精度もだし、間合い、フェイントのタイミングなど、本数も増え、100Mを全力で走ってるのと同じだから体力的にもきついメニューでありながら最後まで落ちないスピード、精度がすごいと思えた。これはやってみろ!と言われて出来るものではなく、このドリブルの姿勢とか体に染み込ませる為に小さな頃からとにかくボールを触っていると思うし、ファルコの生徒にもずっと言ってるのが、『空いた時間はボールを触れ!』という事を実行しているとこうなるんだな〜という見事な手本を見る事が出来たし、やっぱりやれば出来るものだ、と確信もした。同時に『甘やかしているな〜』と反省する部分も多くあった。

この後に、基礎を少しやって4分の1でのコート、ハーフ、フルコートと、大きさを変えた中でのゲーム形式でした。レベルはもう言うまでもなく、高かったのですが、今日来たのはそういうレベルが高いのを確認する為ではなく『サッカーで高校を!』と言ってる生徒に、現実を教えたい為でもあった。どんなに華やかなプレーを見てすごいと思っても、結局は裏側では、これだけのすごい努力と練習があってこそ、っていうのを確認したかったのです。みんな体力がきついから・・って休む子なんて一人もいない。下を向く選手もいない。みんな『全国』を意識しているし、野洲は『世界』を見ている。その視線は口だけではないし、それだけのきつい要求もコーチからはされていた。でも、そんなのには負けないし、みんなの心の中にある決心は強く、深いものだった。誰もがプレーしている時間は本当に真剣そのものだった。コーチが一緒にやったらぶっ倒れるだろう・・・それぐらい強烈だった。すごいインパクトがあった。やっぱり世の中は広いと思える。もっともっと視野を広げていかないといけないと思えた。

田舎だろうが、夢のある選手はファルコにだっている。それでいいし、それがいい。でも、努力はしないといけない。その努力はこんなレベルの所にいる選手でも当たり前のように必死になっている。毎日が勝負!!そういう気持ちでやっている。みんなはどうだ???サッカーで行きたいと言っているみんなはどうだ??甘くはないか??コーチは甘いと痛感した(%痛い男%)(%痛い男%) 今日の経験はまた一つ自分の中で大きなものになるはず。上を、前を見てやっていく!!みんなが同じように上を、前を見てくれるように一緒にがんばりたい!!どこまでトップレベルになっても『努力』もそれだけトップレベルであると考えてほしい。可能性は誰にでもある。でも、努力をしないとゼロの可能性はゼロのままだ。がんばれば1%でも上がる。少しずつでも確実な気持ちを上げていこう!!一緒にがんばるぞ!!!(%笑う男%)

自分にとって、いい刺激となりました!!

野洲高校の皆様、ありがとうございました(%笑う男%)