勝負とテーマにこだわって・・・ 10月3日

昨日はコーチがまた多可町のスポーツ振興委員会の会議に出た為に練習は市位監督と今中コーチに任せていました。内容は昼間に連絡をして確認していたので、今日は自分が1対1の場面をさらに細かくした部分を主にやりました。

最初は全体でスタート前のブラジル体操をやりました。まだみんなの頭に流れとか動きが完全に入っていないので、練習しながらになっていますが、来週ぐらいからは全員で合わせてスタートしていきたいと思う(%笑う男%) 今年は声がしっかりと出せるチームでもあるし、その特徴は練習から大事にしていきたいので、みんなで声を出し合えるブラジル体操をやろうと決めたので、早く全員が理解してほしいと思います。

今日も最初はリフティングをしました。各自のテーマでやってもらい、一つでも多くのやり方でクリアしてもらいました。積極的にやってくれてはいるのですが、もっと『この部分でやれば誰にも負けない』と言い切れるぐらいの『確実なタッチが出来る部分』を各自きちんと確立させてほしい。あれもこれもやるのは構わないけれど、自分の絶対的な(ミスをしない)部分を持てるようになってほしいと思う。

リフティングを終えると1対1の練習に入っていくのですが、ただボールを使っての1対1ではなく、『もう一つ前の部分の勝負』をやりました。つまり『ボールを触る前の勝負』です。サッカーは陸上とは違う事をみんなにはいつも言っています。フライングしたっていいんだし、相手よりもいかに早く走ってフリーになったりプレー出来るか?ってすごく大事な部分。その一歩にこだわってもらう事はもちろんの事、その一歩を『どこに向かって出すのか?』を今日はやりました。サッカーの一歩は勝敗を大きく左右する。それだけにその一歩へのこだわりはほしいと思うし、何故そういう一歩にしないといけないのか?も含めた説明をしながら最初の一歩と最後の一歩を練習しました(%ニヤ男%)

最初の一歩は2年生、最後の一歩は1年生のがんばりがよく見えていました。が、逆にどちらもどちらかが少し足りないと思えたので、両方出来るようになろう(%笑う男%)

その後は、ヘディングの競り合いについてもやりました。それに続いて、『1対1の守備で相手の進路に入る』動きも少しやりました。ここはまたゆっくり時間を掛けてやらないといけない部分だと思ったのですが、何しろ真面目に、一生懸命奪う事しか今までやってきていないみんなは戸惑っている様子でした(%ニヤ男%) でも、真面目に、一生懸命に、だけでは勝負では勝てない事も今までのファルコでは大きな課題になっています。人間としての長所であっても、選手としては致命的な課題となる場合もあります。そういう部分は指導をするにしても難しい部分ですが、勝負に関しては人が変わるぐらいにこだわっていける選手を育てたいと思っています。汚いプレーではなく、うまく体を使える選手にしたいと思う(%笑う男%)

その後は前から来る相手への1対1をしました。これは形自体はオーソドックスですが、設定を変えた縦長コート、横長コートを作って環境が変わればどうしないといけないのか?を考えてもらいました(%ニヤ男%)

今日は結果的には守備のメンバーには『ズル賢く』なんて言葉になってしまうような感じですが、その言葉は悪い意味ではなくやり方次第で有利になるし、勝負には勝てるんだよって事を言いたかったのです。やはり身体的な部分はすぐには改善出来ません。足の速さ、背の高さ、体の強さ・・・など。でも、頭をうまく使えばそういう選手にも負けない方法ってたくさんあるのです。そこが陸上とは違うサッカーの良さなのです。足が速ければ誰も止まられないのか???そうではないのです。みんなで協力したり、足の差を生める頭を持っていれば関係ないのです。今日はその部分を少しきっかけとして教えたつもりですが、2年生の何人かは頭に入ったのではないかと思います(実践するとはまた別で・・・(%ニヤ男%))

攻撃は相手を見て裏を取るとか、逆をつく動きを狙ってやるようには言いました。そうやって守備の為に攻撃が考え、攻撃の為に守備が考えるサイクルをしっかりと作れたら自然とチームも個人もレベルアップしていくと思う。だからこそ、この相手にはずっと負ける、なんて結果があったらダメなのです。どうすれば勝てるのか?それを真剣に考え、行動し、結果にする。今年はそういうチーム、選手にしようと思う。本気の気持ちを結集させ、結果も出せるようにがんばりたいです(%笑う男%)

最後は、2対2をしました。マンツーマンになって個人が責任を持つようにさせました。合間にはミーティングを選手同士でやってもらい、練習中は声をみんなが掛けるようにしました。でも、まだ見学している選手も見ているだけになっているし、もっともっと中に声を掛けていかないといけない。今週最初のミーティングで自分達で決めたテーマだからこそ、やらないといけないのです!反論も質問もしなかった責任がこのグランドでの行動にあるのです!!みんなで決めたからしっかりとやる。そういう本当の責任感をみんなが持たないといけない。そうなるようにスタッフもやっていこうと思っている。やっている選手だけでなく、見学をしている選手も含めて妥協をしない雰囲気にしていこうと思っています!!明日は練習試合もあるし、大きなゲームの中で楽しみながらテーマへの意識を考えてやってほしいと思います(%笑う男%)