今日は3時間目と4時間目に八千代南小学校の4年生2クラスの体育を受け持ちました(%笑う男%) 前までは5,6年生だったのですが今日から4回4年生とやります。4年生は初めてですが、自分の指導の幅も広げたいし4年生のほうからの要望でもあったのでそこを引き受けた以上は成果を残したいと思います!
自分は今ファルコの中学生と毎日一緒にがんばりながら対話型鑑賞を通して『大事な事はルールとマナーを守った中にある自由』という事をテーマにやっています。それを今日も4年生を対象にした中で改めて大きな成果を見せてもらいました(%笑う男%) どちらのクラスも同じメニューをしたのですが、最初にみんなに説明をしたのは、
『今日はコーチが言うルールを必ず守ってください。そして、マナーを持って取り組んでください。』と。最初はみんな唖然としていました(%ニヤ男%) それもそのはず!質問した言葉の意味すら知らないからです(%笑う男%) 『ルールって?マナーって??』という世界です。ルールとマナーの違いが分からないという事だったのでそこから説明し、コーチが言うルールを守り、マナーを持ってやってくれれれば今日の45分間の授業の後にその成果は出ます!!と約束をして授業を開始しました(%笑う男%)

メニューは最初に人数集めゲームをしました。
①何かのものにタッチしてから帰ってくる
②それを出来るだけ早く
③遊具に触って帰ってきたら男女2人組
④遊具に触って帰ってきたら男女入り混じり4人組
という事をしました(%笑う男%) まず①ではみんなも何をさせられているのか?という理解も薄かったので走って速い子もいれば、ゆ〜〜っくりの子もいました。そこで②にして出来るだけ早くと要求しました(%笑う男%) ここまではどちらのクラスも反応が良かったのですが、③になってくると男女一緒に、という事で片方のクラスはモジモジしたり嫌がったりしました(%怒る男%) 人が人と手を繋ぐだけでそういう嫌がる態度はどう考えても『マナー違反』です。そこで集めて説明をしました。
人の話を聞くとか、相手を思う気持ちが『マナー』です、と。それが欠ければ誰もが楽しくなくなるものです。集団で何かをやる際に、絶対に面白くなくなるのはこのルール違反かマナー違反が出てくるからです(%ニヤ男%) その事を今日は45分間でみんなに伝える作業が狙いでした(%ニヤ男%)

この最初でまずは一つの壁に当たってもらいました。そして、次はボール遊びをしてすぐに試合をしました。その試合は最初のクラスは3人組で、次のクラスは2人組で手を繋いでサッカーしてもらったのです(%笑う男%)
このルールを発表した時にまず起こるのが、『え〜〜〜』という言葉と批判的な行動です。手を繋がなかったり繋いだフリのような事をしたり・・・・。
そして試合を実際にやると、そんな状態ですからすぐに手が離れてしまいます。手が離れればその時点で相手に1点というルールにしていたので、そうして相手に点が入っていくと、またしても文句の山が・・・(%ニヤ男%)
『何で手離すねん!』『お前が悪いねん!』というような言葉です(%ニヤ男%) こうなるのはある程度予想していたし、また止めて話をしました。
『嫌々やっていると結果も必ずそうなってくるもんだよ』と。だからルールで決められた以上は手を繋ぐ。その状態から楽しむ方法は思い切りやるしかないんだよ、とという事を言いました(%ニヤ男%)

ここでもわざと男女を混ぜてやってもらったのですが、ある男の子が言いました。
『こんなん女と組んだら走らへんし、歩くだけになるやん』(%怒る男%)と。。。
その言葉を聞いてまたみんなに話しました(%笑う男%)
『女の子と組んだら走らないの?どうして??』と。
『だってこいつ足遅いもん』と言います。
『そしたら君は出来ない事はないの?何でも出来る人間なの??』と。
『・・・・・いえ・・・・』となります。
『苦手な事は誰にだってあるよ。でも、こういう手を繋いで動きにくいからこそどうしたら良いか考えれば不便を便利にする事だって出来るんだよ』という事を伝えてやってもらうと、純粋で素直な4年生はその後は本当に一生懸命やってくれました(%笑う男%)(%笑う女%)(%音符2%)
また、その注意をされてふてくされた子が最後は一番多くのボールを集めてコーチの手伝いをしてくれました(%笑う男%)
子供にだって『怒る理由』はありますが、それが『自分勝手なのかどうか?』を見極めて話をしてあげる事が大事です。頭から大人が正しいと押し付けてしまうから子供は反抗をするのです。そうではなく、こうだからこうしたほうが良いのでは?という言い方にするだけでも違ってくると思います(%笑う男%)

またもう一つのクラスでは、ゲームをスタートさせた瞬間に一人の男の子が泣いて動きませんでした。。。(要因は組む相手を無理に決められた上に、動け!みたいな事を言われたからだそうです)
そんな状態だったのでもちろんコーチは試合をしませんでした(%ニヤ男%) 『自分達で解決してよ!』と。その時に様子を観察していると、心配している子もいれば『やってくれないと時間なくなるやん!』とそこでも『自分の事』を考えてしまう子もいます。いろんな子がいるから当然です。ですが、そのまま無理に再スタートしてもがんばれるでしょうか???そうなるはずもないので、解決するまで待ちました(%笑う男%) そして、組む相手を変えてもいいよ、という事を告げると気の合う者同士で勝手に組んで満足している子が多い中、一人だけ(これがファルコスクールにも参加してくれている有延 快斗くん)が、泣いている子に手を差し伸べてうまく組んでくれたのです(%笑う男%)(%音符2%) この一人の思いやりに救われた事で泣いていた子も最後は走ってプレーに絡んでくれました(%笑う男%)(%星%) 最初は快斗くんも自分の気の合う子と組んだのですが、そのままではいけないと感じて組み直してくれた結果がそうなりました。
ここに大きな価値があります。クラスというグループの中にいる以上は全部が自分の思うままに出来るはずがありません。その時には我慢をしたり、人に合わせる心も必要なのです。大抵の子は、自分の意見が通らない時点で『もういいわ・・・』と輪に入る事から逃げてしまいます(%ショボ男%) それではいつまでもクラスという形がまとまりません。今日の45分間で、そういう事の成果が両方に見えた事はコーチの思っていた以上だし、そこが子供の素晴らしい事だと改めて思いました(%笑う男%)(%音符2%)
