今日は夕方から中区スクールがありました!!
一日雨の天気でしたが、室内だったので関係なく元気に行う事が出来ました。最近中区スクールのメンバーの中でも少しずつ変化が出てきています。その一つとしてはこうやってスクール前に試合をする事です!!自分達がサッカーをしに来た、と言う子供は多いけど、何も言わずに見守っていると同じように笛が鳴って、練習が始まるまで座ってべちゃくちゃ話をしている・・・その話もテレビゲームのような内容という事のほうが多いのが子供社会の現状です。。。この中区スクールもそこに似た状況ではあったのですが、最近はこうやって集まった子からボールを取り合いし、ゴールを目指し、試合をするという事は自然と出来るようになってきています。
目的は何???
という事を考えても試合をする、サッカーをする。これが一番自然な形なのではないかと思っているし、もっと言うとここでの時間に子供達が夢中になっていればスクールの時間がずっとこのまま試合をさせても良いのでは?と思うぐらいです!それぐらい『主体的にサッカーをする』環境を増やしていきたいな、と思います!!

今日もステップからスクールを開始しました!!
スクール前には目的のおさらいをしてからスタートしたので、このステップの時も『どうすればいいかな?』『どうなりたいの?』といった問い掛けをするようにしています!コーチがやってほしい形ではなく、あくまで自分がなりたい形を優先させていくのが大事だし、子供主体の空気を大切にしていきたいと思います。
ステップも考えてやっている子が増えてきたので、以前は『もうちょっと太もも上げようか!』とか『腕を振ってみようか!』みたいな『アドバイスに似た自分の基準』を与えていたのですが、今は『どうすればもっと良くなるのかな?』という問い掛けによって『子供が考える・選ぶ・試す』という事が出来るので意欲的にやってくれるし、その結果が太ももを上げるとか腕を振るという事にもなってきているので、一番良い流れで改善、改良が出来ていると感じます!!

次はレベル6キャッチをしたのですが、ここでも始める前に、
『今日は自分は何回行きたいと考える?』と聞きます。ここで大事にしたい点は、
『目標は?』って聞いてしまうと、子供は大人の目を気にして『高く言えば誉めてもらえる』みたいに思う子がとても多いので、そうではなく『自分の行きたい回数は?』という聞き方をすると、本当に自分の回数を基準にした回数を言ってくれる事を最近学びました!!指導者に大事なのは、言葉掛けなのですがそれ以前に『言葉選び』がもっと重要であり、その言葉を選べるだけの選択肢を持てるかどうか?が指導者の『資質』にも関わってくると最近痛感しているので、言葉に関しては本当に大事にしていきたいと思います!!
各自しっかりと自分の行きたい回数を決めた上で練習をがんばってもらい本番も記録に挑戦してくれました!その中で今日は5年生の松井 駿くんがレベル6を完全クリアしてくれました!!同じく5年生の藤井 郁希くんが16回とレベル6一回成功、6年生の吉田 悠成くんは15回とレベル6到達という所までやってくれました!全体のレベルもしっかりと上がってきています♪

次はリフティングをしました!!
ここでも、やっている子に個別に歩み寄っていきながら、『この練習をしてどうなりたい?』と聞くと、『うまくなりたいです!』と即答してくれるのですが、『じゃあ、どうなったらうまくなったと言えるの?』と聞くともう答えが出てきません・・・。それが現状なんですん!子供も大人も『うまくなりたい・うまくなってほしい』とは思うし、言うのですが『何がうまくなった証拠ですか?』と聞くと実は言えない人って多いと思います。
自分はそのうまくなったという確認の基準を、『自分で思った事が思った通りに出来た時』だと思っています。だからこそ考えを持ってやるのが大切になり、絶対条件にもなります。考えずに、来て、やらされて、がんばった『気』になってもうまくなったとは言わないのです!この違い、本質を理解してもらえると子供達の目の色は変化していきます!
今日もそんな問い掛けを入れながら見守っていると、どんどんと『自主的に』『考えを持って』やれる選手が増えた事で、『悔しい!もっとうまくやりたい!』という『前向きな感情』も見えたのは大きな成果ですね♪♪
記録的には6年生の有延 真一くんが15回→21回と一人更新してくれましたが、全体的に自分の記録に向けて努力出来ていたと思います!

最後は1対1選手権をしました!!
でも、それぞれのスクールのカラーもあるので最近は同じメニューも少し変化を加えてやるようにしています。例えば中区スクールの場合は『相手を抜く楽しみ』よりも『まず自分の思うように扱える経験』のほうが先になってくるので、最初はノープレッシャーの中でのコントロールをやってもらいながら、最終的に相手を付けるという流れにしました。このほうが、子供達は『成功経験を得やすい』事で自信が出てきたし、最後の1対1でも非常に良い勝負が観られました。
ただ、その中でどうしてもやりきれないまま終わる子もいます。以前なら『もうちょっとがんばれ!』とか『もう出来へんの?』みたいにやらせようと考えていた自分がいますが、今は『どうだった?』とだけ聞いてあげると、『ちょっとがんばれなかったです・・・』と答えてくれるので、『そうか!がんばれなかったまま終わるとどんな気分かな?』と聞くと、『ダメだと思いました・・・。』と言います!そうやって自分がどう思うか?何を感じるか?どうすれば良いのか?を『獲得』していくのが練習の場の『意義』だと思うのです!
自分がサッカーをやりたくて、うまくなりたくて来ているのならば、やるべき事はやる。責任のない人間では何も出来ないという事を教えると同時に、責任が増えれば楽しさも増える事を気付かせていきたいですね!!スクールという場だからこそ伝えられる事がたくさん増えてきたので、これからも選手と一緒にがんばりたいと思います♪
