学びの輪!!宍粟市神野小学校訪問♪♪ 7月9日

今日は朝から宍粟市にある神野小学校さんのほうへ訪問させていただきました。。。

何故?という事なんですが、自分自身もこんな展開になるなんて思ってもいなかったのですが先月広島県の安芸南高校さんに畑先生を訪ねて来校させてもらったのですが、その際に畑先生の今後のご活躍を知る為にもその場で『フェイスブック』を開始したのです!と言うよりも畑先生からのおすすめでやる事になりました。そのフェイスブックにてその畑先生をお招きして講習会を行っていたのがこの神野小学校さんだったのです!その時の様子や授業の様子をこの神野小学校さんの5年生を担任されている阿曽先生が色々と自分の記事を掲載されているのもあって自分は興味を持つ事になり、同じ兵庫県内でしかも宍粟市ならそんなに遠くもなかったし、一度『生』で見学をしたいと思って直接連絡させていただくと、非常に丁寧な対応をしてくださって今回の件にたどり着いたといういきさつでした!!

学校側からは『うちなんかを観て参考になるだろうか?』なんておっしゃっていましたが、志のある学校から学ぶものがないはずがなく、学ぶ材料も結局は自分次第だと思うので、自分は『プラスになるものを全部マネしよう!』という盗む気満々でやってきました(笑)

まずは朝に学校長へ挨拶に行き、校長室で阿曽先生とも日程の確認をさせていただき、今日は1時間目〜4時間目までを見学させていただく事になりました!

打ち合わせを終えてから教室に上がり、5年生に紹介までしていただいた後に授業が開始されました!自分が今回一番注目していたのは、同じ指導者として『子供が主役』である事をどのようにうまく引き出されるか?の部分でした。そして授業は国語〜自習〜算数〜体育(水泳)という流れだったのですが、国語の時間からクラスの雰囲気、各自の個性などが出ていたし、自分が見学するからと言って飾る事もなくありのままの姿が見れたし、みんなの雰囲気もとても良いものでした!!

確かに主体性という部分はすごくあったし、先生がしゃべっている時間よりも子供達の発言の回数、機会のほうが多かったし、こういう授業形式はいいな〜って思った!自分もサッカーを指導している時に、自分ばかりが説明をしてそれを子供が聞いてやる、という形は好ましくないと思っているし、『不自然』だと感じています。今日のように、生徒が自発的にアクションを起こす事がやっぱり本来のあるべき姿・・・『自然な形』なんだと改めて思いました。

子供の為に教師がいるはずなのですが、どうも反対の構図になっている学校がまだまだ多いと思うのです・・・。教室とは、授業とは『教師が子供に教える場所』となっている形。それは全部が否定されるものではないのですが、メインが教師になってしまう形が良くないと感じるのです。やっぱりどんな些細な事であっても『注意や指摘をされる』というのは人間嫌なものです・・・。でも、自分で発見したり、気付いたりすると、恥ずかしいと思えば改善するし、悪いと思えば謝るという事が当たり前に出来るものです。

今日は授業の合間の業間休みには5,6年生の数名と一緒に外でサッカーもしました!!初対面の自分に何の偏見も持たずに、

『なぁ!!先生も一緒にやろ〜〜〜!!』って誘ってくれましたし、もちろん断る理由もないので一緒にやりました。湿度がめちゃくちゃ高かったので、汗びっしょりになったし、グランドもボコボコ状態だったけど、それを楽しんでいたし文句、不満、人のせいなんて事が一つも出てきませんでした。それ以上に、コーチが蹴ったボールがグランド外まで出てしまったのを、何も言わずに取りに行ってくれたりと、『人と繋がる力』を持った人間がたくさんいると思えたし、最初に自分なんかを受け入れてくださった校長先生の器量がそのまま学校の雰囲気になっていると感じました!!

また校長先生は今回お世話になった阿曽先生が6年生の時の担任の先生だったらしく、この二人の信頼関係も素晴らしいものがあると思いました!!

4時間目の水泳の時間もすごく各自が前向きでした!!

得意な子がグループのリーダーとなって教える立場になり、周りも分からない所や自分がどうなっているか?を自分から問いかけているなど体育でも『学び合い』の精神はしっかりとありました。子供同士で教え合ったり、励まし合うから、やっぱり信頼関係は深まるし、この5年生のスローガンの中にあった『絆』というものも自然と生まれていくような予感がしました。。。

水泳が苦手な子も表情はすごく明るくて、前向きで、チャレンジしようとする姿勢がしっかりと出ていたのが一番良かったし、それを一人一人が作り出している事が何よりも『素敵』でした。子供だけでは作れない環境を大人だけでも作れない環境と理解し、そのお互いの出来ない部分を支え合うような関係性がこの学校にはあると思えた。昼休みに阿曽先生ともそんな話がたくさん出来たのですが、やっぱり大人が大人の責任を果たし、生徒は生徒としての責任を果たす事で自然でありながらも最高の雰囲気が生まれると思った。

学校はこうあるべきだと感じたし、こんな雰囲気の学校が増えてくれる事を願いたい。。。と言ってもせっかく良いものを見せてもらった以上は今度は『伝える役割』が自分には生まれたと実感しているので、この経験を自分の地域で還元しながら、逆に外から見学に、学びに来られるような地域、チーム、クラブにしていきたいと思います!

急な申し入れにも快く対応していただき本当に神野小学校の教職員の皆様方には感謝の気持ちでいっぱいです。また交流させていただけたら、と思いますしこの5年生がどのように成長していくか?を観させていただきたいと思います!本当にありがとうございました!!!