今日は早朝から淡路の佐野運動公園グランドのほうへ行きました!
本来は練習試合を予定していたのですが、急遽相手の都合が悪くなってしまったのでチームで使用する事になりました。自分達の課題を洗い出す時間、向き合う時間はたくさんあるほうが良いし、これも夏休みだからこそ出来る特権でもあったのでそれを生かしたいと思いました!今日は懇談で主将の唯人くんが不在となっていました。それ以外にはちょっとした不注意により自分からサッカーが出来ない選手がいたりしましたが、それも含めて『本人が責任をとる』事をやってくれれば良いと思っています。今、チームの中に、選手に求めているのはそういった『どう責任を取れるのか?』まで向き合う事です。好き勝手、やりたい事だけやりました。では当然話にはならないし、かと言って束縛されたような中で言われた事だけ、をやるのも違う…。きちんとチャレンジをする事であったり、ルールを守る事であったり、自主的にやる事であったり、協力をする事であったり…全部含めて『サッカーを通じて生き方を学ぶ方法』になってくるので、それを各自が分かってほしいし、ファルコでの活動の主旨としてやっていきたい。
今日は最初から2チームに分けてそれぞれにテーマや課題を洗い出して、そこの改善に向けたトレーニングに入り、ゲームをして、また検証してさらにゲームをするという流れをとりました!
ですが、『自分達で環境を作る』という事においてまだまだ未熟なこのチームは『課題までは分かるけど、どう改善していくか?が分からない』というのがあからさまに出ました。。。赤チームは自分達で考えてメニューも流れも作っていたけれど、白黒チームは課題に向けてどころか目的もなく、『アップ』というものを行っているだけでした。その中には目的がないのはもちろん、自主性・社会性・尊重性のどれもが存在していなかったし、途中にそれに対しての質問はしたけど、やっている本人達が課題修正をしている実感もない事をやっていても仕方ない事ぐらい、自分達で分かってもらいたいしそれを『責任』と呼ぶのではないでしょうか??
そこから幾分修正はしましたが、ゲームをすれば白黒チームの課題は露骨に表れていたし、誰かに任せる、甘えるという弱さがそのまま出た形でした。
今日は一日暑かったし、普段はナイター練習が中心のみんなにとってもきつかったのは分かる。でも、今日観たかったのはそういったきつい環境下での『覚悟』でした。
元気な時、楽な時に『将来は何になりたいですか?』と聞かれたら『プロになりたいです!』みたいな事を堂々と言える子も、試合をしながら一番しんどい時に『本当にプロになりたいの?』と聞かれても同じ答えを胸を張って言えるのか?そんな感じの事です。
夢を追う事は誰にでも出来るし、大切な事だけどその事に対しての覚悟がどれだけ持てるか?で達成するかどうか?が決まる。俺にはこれしかない!と思える覚悟がいるのです。もちろん中学生という年代において学業は当然必要になってくるし、その事を放ってサッカーだけをやれ、という意味ではない。学業という『基盤』をきちんと持った上での『自分だけの夢への覚悟』なのです。みんなは夏の大会では北播で結果を出したいと思っている。その覚悟をどうか見せてほしい。
一緒にがんばる覚悟を持ってこちらも夏休みの予定を組んでいるし、みんなも『やりたい時だけがんばる』では困る。
ハーフタイムにはお互いのチームで検証してもらって改善に努めてもらったのですが、やっぱり白黒チームの雰囲気は重たく、大きな違和感がありました。
最初のミーティングの結果を見せてもらった時から思ったのですが両チームを通して『悪い時に…』みたいなフレーズがあるのがどうも引っかかる。その選手が思う悪い時って何なの?と。プレーの調子が良くない、うまくいかない、というのは分かるにしても『雰囲気が悪い時』って言葉が一番引っかかります。どうしてそんな時が生まれるの?です。そこまで選手が考えないのです。
雰囲気が悪いって状況は各自が自分勝手になっているから起こる事であり、お互いが相手の事、仲間の事、良いプレーの事を認める事をやっていけば悪い雰囲気自体が起きないのです。それを『そうなった時にプラスの声を出して盛り上げる』というような事を言うのですが、ハッキリ言ってそれは出来ないとコーチは思っているし、実際に今日のゲーム中もそんな声は出ません。と言うか、出るはずないのです!だって考えれば分かりますが、雰囲気を壊す行動なり、言動をしている子がいる時点でその子に盛り上げる声や、プラスの声が通用しないからです。要するに『雰囲気を壊すような自分の心が弱い(自律心がない)』事がそもそもの原因であり、そこに全員の目が向かない限りは改善しないという事です。
今日はそういう意味でも『元気な時しかまだまだがんばれない現状』というものが見えたのが成果とも言える。
暑い夏、きついのは分かっている中で我々はチャレンジをしなければいけない!それは、目標を持っているチームだからこそ!
楽な時、元気な時にどれだけ綺麗な言葉を並べられても本当にチームや自分が苦しい時にやれない選手はどうやっても味方を助けられないし、チームの力にはなれない。この夏は、本当の意味でそういった向き合う時間と環境を提供していきたいと思う。普段のナイター練習では得られない経験があちこちにあるし、だからこそ意味と価値がある。そう思うのが指導者の自分だけではなく、一緒にやっている選手も、スタッフも感じられるような有意義な夏となるようにがんばりたいと思います!
がんばる時、がんばる意味、がんばり方。
よく考えていきましょう!!!