今日は朝から八千代のコミュニティプラザの大ホールにて先週二日間を掛けて各自に取り組んでもらった『チャレンジ企画』の発表会をしました!
この企画は『夏休みだからこそ出来る事にチャレンジする』という目的でした。その方法や企画についてもこちらは一切の提案をせずに各自で考え、企画して実行してもらいました。自分が狙いにしているような事とはかけ離れていた事ももちろんありましたが、大事な事は『自分で決めた事に責任を持って取り組む事とその後の感じ方』だったので、そこまで見守るようにしました!そして、それぞれに取り組んでくれた事に対しては数名の保護者の方々からも『今日こんな事をしてくれました!』という喜びの報告もあったりしました。そこの子は家の掃除や食事など家事に関わる事をやっていたのですが、いつもは当たり前にやってもらっている事を自分が一回するだけでこれだけ喜んでもらえるってすごい事だし、それを逆に当たり前に日々やっている親のすごさをみんなは実感したようでした!
みんなが取り組んだものとしては一番は家事が多かったですが、その他にはトレーニングをがんばったり、勉強をしたり、でした。普段しない事という事でもうちょっと幅広い考え方を持てれば良かったのですが、逆に今年は初の企画だったので同じ事を今後もまたやってみると考え方も広がっていくのかな〜って思いました!
家事をした子が一番多かった中で、キーワードとなっていたのが『達成感・感謝の気持ち・ありがたみ・自立』などでした。やっぱり普段当たり前にやってもらっている事がどれだけ大変な事ですごい事なのか?を実感した経験は大きいし、それを分かったからこそ『今後どうするか?』が人間性というものだと思う。せっかくの経験を無駄にしない為にも、感謝したから終わり、ではなく自分なりの出来る事を増やしながら手伝っていけるといいですね!!
全員の発表をもらってから、キーワードについて少しみんなで考えてみました!
達成感ってあるけどこういう気持ちってどうすればなれるかな???と聞いてみました。すると『しんどい事をやり遂げた時』とか『決めた目標をクリアした時』などがあって、そういう事から『この一学期を達成感で終えられた子は?』と聞くと、38名中でたったの『3人』でした(快晟くん、由真くん、龍成くん)。みんなより良く生きたい、みんな気持ち良く終えたいのは本音だろうけど、実際に出来る、出来ないは分かれる。では、その違いって何だろう???と考えた時にやっぱりこの3人は『うまくいかない時もがんばり続けて成功、成果を収めた経験』があったからでした。つまり、そこに行くまでの過程で『うまくいかなかったから嫌』とか『やめた・逃げた』子は達成感は味わえないという事ですね!
そう考えればどうすれば良いのか?はもちろん見えてくるし、考え方は分かってくる。達成感を得るにはすべき事があり、我慢しなければいけない事もあるという事。ただ、それは頭で理解をしても実際に行動として示すには難しい事なんです。。。
そう分かっているけど、みんなはこの3年生を県大会へ連れて行きたい、一緒に行きたいと思っている事も同じなのです。頭ではそう思っている、綺麗事を言えたとしても実際の行動が伴わなければ結局は『空想』で終わってしまう訳です。そうならない為の今回の企画からの経験を発表してもらったという事でした!
そこで、そういう考え方を整理出来た所で残りまだ30日以上ある夏休みを『達成感を持って終える為にどうすべきか?』を考えてもらいました!!
達成感を得る為に、とは言っていませんが『どんな自分で終えたいか?』という事を考えてもらい、各自にその為に何をすべきか?も考えてもらいました。当然、みんなは今よりも良くなって終わりたいと考えているし、楽しかったと言える終わり方をしたいと思っています。でも、何度も言うけどうまくいかない事だってあるし、その時をどう乗り越えるか?で『あの時があったからこそ!』と言える。その言葉が言えるようになった時は『達成感がある時』だと思うので、そういう終わりを迎えてほしい。
一人一人にそれも考えてもらい、具体的にどう動くか?も考えてもらいました。
考える事とやる事は違うかも知れないけど、やっぱりまず『目的』を持つ事。その事によって『検証』が出来ます!目的があるからこそ結果を見た時に出来たとか出来なかったというものが分かるし、それが分かれば何が良くて、何が良くなかったのかもわかる。常にその考え方を持てれば失敗が成功へと繋がっていくという事なんです!要するに『失敗というものがなくなる』のです。若い今を生きるみんなにとっては、たくさんの経験そのものが財産となるし、成功しかしないような事をしていると、かなり偏った考え方の大人になってしまう。失敗もたくさん経験した人間は本当に考え方が広く、大きくなるものです。前向きな失敗、次に繋がる失敗、成功させる為の失敗と考えれば無駄は絶対にありません。
そう思う事には当然時間は掛かるでしょうが、全てにおいて良くなってきたみんなの考え方や行動力を観ればきっと出来るはずです!このファルコが人間的にも本当に素晴らしいものを持ってきたと思える今、自分は誇りを持って今後の社会へ送り出せるようになります!育てるという事の意味をどれだけ理解して関わっていけるか?は今後の大きなテーマであるし、追求していくべきテーマだと思います。
まだまだ良くなる可能性も、方法もあるチーム、地域、子供だからこそ指導者もがんばっていきたいと思います!
チャレンジ企画についても理解して協力してくださった各家庭の方々、本当にありがとうございました!またこの成果についても何らかの形で紹介、発表していきたいと思いますのでよろしくお願いします!!