今日は早朝からフォルテ新宮さんが主催されている交流大会のほうへ参加させてもらいました!
予定の変更は子供にもしっかりと伝えた上で用紙まで渡して確認しておいたにも関わらずその予定変更を忘れていた選手がいて朝からバタバタしました。。。こちらとしては朝の時間、到着の時間は選手間のミーティングの事も考えていかないといけないし、交通状況も予測しなければいけない。かと言って今日のような早朝出発をする時は出来るだけ休ませてあげたい気持ちもあったりして段取りには非常に気を遣うものです。一人が約束を忘れるだけで全体がそれだけ待たないといけない責任をもうちょっと自覚してもらいたいと思います。自分一人の問題ではありませんからね。。。
まずはグランドについて今日のテーマ、メンバーを決めてもらいました。自分はその様子を遠巻きに眺めているのですが、ファルコのメンバーは①自主性②社会性③尊重性を持って決まっていくのです。それを理解しているにも関わらず自分からミーティングに参加をしない選手がいるって事は①の自主性がすでにないという事。試合出来るんでしょうか??そんな話をする事から始まった一日でした。
先日の試合でも、2年生チームに出た課題は、
『テーマだけがあって、中身は一つもない』
という事でした。そこで『どうしてそんな事が起こるのか?』という事の本質について2年生と話をしました。結局の所は『自分の弱さ』でしかないのです。ここで言う弱さとは『自分の基準でしか考えれない事』です。そうやって『みんなで決めた事』を『自分はやっているつもり』という自分基準の考え方が全体のズレを生んでいる事、それが自分の信頼されない要因である事を理解しなければならない。試合をこうして組むのも、サッカーをさせたいからではなく、『一つの目的を仲間と共有する』事の訓練というべき事でもある。練習では獲得出来ない『相手、環境、プレッシャーというストレス』がかかる中で出来るかどうか?が大事になってくるのです。
攻撃テーマ、守備テーマ、全体のテーマという事で考えてもらっているのですが、なかなか全員が意識を出来ているような試合は出来ていません。。。それは言い方を変えれば『みんなが出来るテーマになっていない』事なのかも知れないのです。言葉だけ綺麗に飾るのであれば、学校や教室でもあちこちで見ます。
『○○な学級にしよう!』
みないな事です。言葉ではなく、中身が大事であり今日はそこにこだわるようにチームには求めたし、2年生の大半には『甘い環境へ逃げる事をなくす』事を言いました。テーマが出来る自信がないから試合をしません。という子もいました。でも、明日はやるというのです。今日しないで明日やる理由はありません。そんな不明確な答えで今日という日を逃げても変化はしない事をとことん話しました。
例えば勉強をしていてわからない事があって苦戦している時に、クーラーを付けて気持ちの良い環境を作る。わからないから答えを見て移す。両方、環境を少し考えて行動したのですが、どちらも『自分にとって楽な選択』をしている訳です。そんなやり方でしか『がんばれない』のであればチームが困っている時に助けられるはずがありません。
チームが前に動くには、一人一人の自覚と意識は『最低条件』なのです。
あれば良いとか、理想とか、目標のレベルではなく『それがないとサッカーをするべきではない』という事なのです。今日はキーパーもこんな事を言いました。
『大きな声が出せません』と。。。
もちろん声というものは大きい、小さいが個性としてあります。通る声、通りにくい声もあります。でも、自分は『指示が出来る、伝わるキーパーになりたい』と言います。その形になるには声は出さなくてもいいの?出来るの?と聞くと、『いいえ、出来ません』と答えるのです。
やらなければいけない事だと分かっていながらやらない理由はただ一つ!!
弱い自分に負けているだけ
だからです。その事をやらない選手は『そうではないと思い込みたい』から気付かないのですが、それ以外のなにものでもありません。やらないといけないけど、やらないのは『やりたくない』『やらない』『無理』などの『自分基準』でしかないという事。結局、今のチームが成長を止めているキーワードと言っていいぐらいの事です。
自分基準だからワガママ、身勝手、自己満足という形になるのです。
みんながこのファルコで学ぶべき部分はそういう事を理屈で分かる事です。
ほとんどの選手が上っ面だけで物事を観て、判断しようとするから改善されない。もっとよく観て、考えて、根っこの部分と向き合う作業をしなければ何も変わらないのです。
協力、共有、コミュニケーション。。。繋がるという事の手段を達成するには、『自己責任』を持つ事から始まるという事をそろそろ分かってもらいたい。試合で勝てたからって自分一人が楽しんだような試合には何も残りません。そんな試合よりも、負けてもみんなが同じ狙いを持っていた試合のほうが、後の自分に大きな成果をもたらします。
なりたい選手をイメージした時に、『自分一人でサッカーをする』イメージを持つ選手はいないでしょう・・・。必ずパスを出す相手がいたり、もらう仲間がいたり、スペースを空ける、埋める、関わる、カバーする、協力する、そんな人との繋がりがあってこそ『自分を活かしてもらえる』事を分かってほしい。明日もあるけど、試合をこなすだけなら小学生の低学年でも出来るし、暑い日にがんばった、なんて事も同じ小学生低学年のレベル。そういう中で『何を?どのように?』が残せてこそ意味があり、価値がある。
明日はみんなにとって、意味があった一日と言えるように努力をしよう!!