今日は朝から全学年合同での紅白戦を行いました!紅白戦はチーム内の課題に対して目的を持って行う事が出来る良い機会でもあるので、今回はテーマに対しての意識というものを一つの大きなテーマとし、それとは別に試合の中でのテーマの表現という2つの狙いを持って行いました!
今日は36名の紅白戦の参加者だったので2チームに分けて18人ずつでまずはテーマ(自主性・社会性・尊重性)を決めてもらいました!
その上でテーマを意識した紅白戦の前のゲームという事でハーフコートで18人をさらに分けて9対9のゲームをしてもらい、そのゲームをした後でテーマをどれだけ意識、表現出来たか?でスタメンの11名を決定してもらいました!
自己評価ではなく、周りの評価を受けて決めるという事にこだわってやってもらいました!
スタメンが決まればチームの中で7名余るので、その余った7名同士で試合をするという事を発表しました!最初に発表すると、『勝ちたいメンバーをスタメンに選ぶ』からです。あくまでテーマを意識された選手を優先させる考えた方を重視したかったので、途中の入れ替わりはしないでそのまま3本ずつ試合をしてもらいました!
まずは最初に11人制の試合をしましたが、久しぶりの選手もいる中ではあったのですがテンションは高かったし、試合の中でテーマを意識されたものがたくさん見えました。お互いに促す声も多く、目的のあるゲームになっていたように見えました。
勝利ではなく内容へのこだわりがすごく大切な時期だと思っています!一人一人の自覚、責任、気付きというものが本当に今、すごく曖昧になっているので、ここを変えたいと思います!
11人制のほうへ出ている1年生は最初は遠慮や自己主張が甘かったけど、本数を重ねるごとに良くなっていったし、1年生それぞれが持っている個性、武器も試合の中で発揮される回数も増えました!2,3年生のほうは時間の経過と共に自己主張ばかりが目立ち、自己満足で完結しているシーンが多かった。。。やりたい事をやるのは大事だけど、それだけではチームとしての成果は残らないし、周りの為に何をやれるか?をもっと大事に考えてほしい。大会にもなれば誰だって緊張するだろうし、いつものプレーが出来ないかも知れない。そんな時に助け合える仲間であってほしいし、いつものプレーが出来なかった子の責任みたいな感じの試合は一番面白くないので、みんなで支え合う・・・各自の調子を越えた一番確実なものをもう一度みんなで考えてほしいな、と思います!
一人3本ずつ試合をしてもらったのですが、やっぱり最初の11人のほうへ出れなかったメンバーの7人ずつのメンバーは『目に見える足りないもの』があからさまにあった。でも、それは技術的なものではないし、やっぱり今各自が取り組んでいる『課題』へのアクションが少なすぎるのです・・・。苦手だからやりません、なんて言い分はどの世界でも通用しないし、やってみる努力こそが成果への第一歩なのです!!
そんな中でもミーティングをしまくっている2年生のメンバーについては変化が見える選手もいたし、苦手を越えようとがんばっている姿勢が確かに見える子もいました。1年生はまだまだ甘えているし、自分のやりたい事すら曖昧になっていると当然試合の流れにも関われない・・・。自身の責任なくして誰かの為に、なんて事もありえないので、まずは個々の責任においての甘い部分(自主的にやらない部分)を改善する必要はあると思います。
昨日の試合では『謙虚さ・感謝の気持ちがない』という事でしたが、今日一日観ていて感じたのは、
『期待を越える行動をしよう!』という事です。人間は誰しも、何かが起きると分かっている時に『ある程度の予測』をします。これがあるという事は大体こういう事が起きるだろう・・・と。それが『期待』というものですが、その期待を『良い方向へ越えればうれしい』し、『悪い方向へ越えれば落ち込む』という事が起きます。期待を全くしないというのはなかなか難しいもので(自分も今、人生の中でそれを修行中。。。)、でもなかなか消えないからこそ自分は『自分だけの期待を子供に押し付けない』ようにしています。ただ、コーチの中でも『これぐらいは出来るかな?!』という気持ちはやっぱり少なくともあるので、それを良い方向へどんどん越える選手を見ていきたい。そして、チーム内でもきっとお互いに『あいつはこういう事をやる、出来る』というものがあるだろうからこそ、その期待を越える行動をしよう!!って事なんです。仲間の期待を越えれば仲間からは当然『サンキュー!!』みたいな声が自然と湧き上がるはずです。その先に、みんなが全体のテーマにしている『否定をしない・肯定の声』というものの本質に繋がっていくのではないでしょうか?最初から『否定をしない』だけだから、難しいのです。否定をしないという事の裏返しには、『全員が相手の事を考えて行動出来ているかどうか?』があるのです。
それを理解するのは時間がかかるとしても、絶対にこういう暑い時期や不都合な時(自分がきつい時間帯など)に必ず効いてきます!ですから、相手に求めるのではなく『自らが周りの期待を越える』つもりで活動していきましょう!!