今日は昨日に引き続き、京都サンガのサッカーつながり隊の活動を見学、勉強させてもらう為に畑野小学校さんにお邪魔する事にしました!
空いた時間、動ける時間は出来るだけ勉強をしていきたいし、いつも子供に言ってるように『自分が自分に言い訳をしない』事が何よりも大切だと思っています。目の前の子供は自分の鏡ですから、自分が言い訳ばかりをすれば、必ず選手もそうなっていくという事。試合中にベンチからうるさい声を発すれば、必ず中の選手同士も人に厳しい言葉を平気で掛けるようになります。その気持ちを持って大人が変わる事が大事で、自分は自分で努力をしていくし、大人だと思われている方は全員同じように『子供に理想を押し付ける前に何を努力しているか?変わろうとしているか?』を問いかけてほしいと思います。仕事や家事は『義務』であり、それ以上の事をどのようにしているか?が大事になってくると思うので、そこを大人が気づき、改善していけるようになるといいですね!
今日は昨日とは同じ京都とは思えない場所に学校があり、生徒数も昨日は2学年で120名でしたが、今日は全校生徒一斉に行い60名いないぐらいでした。そんな人数差もありながら、もちろん生徒の個性も全く違うし、学年もバラバラ・・・・そんな状況を『サンガマジック』でどのように変化させていくか?楽しみでした!
1年生〜6年生まで混在しているので、やる事はシンプルに、ルールは単純にしなければなりません。
今日も福中コーチがメインでされていて池上さんはサポートをされていました!来年からはもう福中コーチが一人でされるようで、池上さんを見学に行っている自分は少し寂しい気持ちもありましたが、昨日と同様に分からない部分は話を聞くようにしました。天気が悪く、このサンガつながり隊を見学して初の体育館での活動となったので、その体育館ではどのようにするのか?が興味があったし、メニューの進め方や今日は話し方にも十分注意して見させてもらいました!
福中コーチのやり方について昨日池上さんが気になった部分を終わってから話されたと思うのですがその事もあって、全然昨日とは違っていました。福中コーチが『部分』から『全体』に目を配るようになっていて、その変化は昨日と今日の連続見た自分にはハッキリと分かるものとなっていました!
今日は室内だったという事もあって、メニューは初めて見るものがありました!!
これは自分にとってもありがたいと思う部分だったし自分の中に新たな『引き出し』が出来ました。メニューの考え方って丸々真似をするのではなく、自分は『意図や狙い』を考えて、それが分かれば同じようなメニューを子供の様子に合わせて変えるという事が出来るようになってきました。本来、メニューというものがそうだと思うのです。サッカーという一つの形は同じでも、その課題はそれぞれに違うからこそたくさんのメニューがあると思います。それを真似しただけでみんながその通りに変化するのであれば、全員が日本代表のトレーニングをしたらいいですからね(笑)
そんなメニューを色々見ながらポイントを自分で考えてノートに書き残しました。ノートも指導者になってからたくさんになりましたが、最初の頃に書いているのはとても表面的で中身のない感想ばかりでしたが、最近は本質という事を考えるようになった分、濃いノートになってきたものの、自分で感じたものだから他の人が見ても分からないかも知れないです(笑)
やっぱりどこで見学していても思うのですが、どの学校にも『指示を全部してしまう先生』がいて、『お節介をする先生』がいるから『何もしない子供』がいます・・・。
これって本当に問題の一つだと思います!子供が困っている事を許せない気持ちが先走り、子供が困る前に手を貸してしまうのです。だから、その場はそれで困らないかも知れないけど、次にまた同じような機会があれば当然困る訳で、それをずっと繰り返していると、常に誰かに教えてもらわないと出来ない人間になっていくのです。自分も中学生を見ていても『自立や責任』という言葉を何度も使うように、自らの意思で始めたスポーツのはずなのに、そこで起きた不都合を全部人のせいにしてしまうという現状に出会っています。。。
どうしてなのでしょう???・・・・。
答えが段々見えてきました。この二日間で学んだ一番の大きな収穫はこのつながり隊は『体育』であり『生きる力』であり、『算数ではない』という事でした。これも、なかなか言葉だけでは伝わらないと思うのですが、その事を痛感したし、その通りだと思いました。体育だからこそ伝えられる事、『だからこそ』と思う力。本当にたくさん学んだし、自分の頭の中が再び混乱してきました(笑) 学ぶほどに壊れていく自分の頭(笑) 賢くないからこそすぐに壊れるが、賢くないからこそ吸収が速い(笑) バカ『だからこそ』でしょ?やっぱりこう考える事の大きさを実感します。
自分の『学びの目』が腐っていくとどうしても成長は止まります。成長が止まる時と言うのは、『これぐらいでいいか』と思ってしまった時です。
自分も指導者として何度かそう思って、自分で自分を止めた時期があります。その時は実感はありませんが、こうして多くの出会いをしていく中で『このままじゃダメだ』と思わせてくれる人に出会ってきたのです!それが今一緒にスタッフで協力してくれている人です!!新美コーチや堀金コーチは自分には特別であり、信頼が出来るスタッフと言える。子供から何かを学ぼうとする姿勢を持った指導者でないと伸びないという事。子供を信頼し、子供から引き出す。思いを持っていない子供に対しても、その子供自身に気づかせる『責任』を与える事で、次の将来できっと大きな力となる。
生きるという事は考えるという事。それを毎回学びます。学びの足を止めない事!常に成長したいと願う事。願うだけではなく、行動にする事。失敗をする事。気付く事。改善をする事。もう一度挑戦する事。全部子供も指導者も同じです!一人の人間、一人の成長。
こうした京都サンガのプロの指導者でも毎日毎日、考えて成長されています。自分が満足して良いはずがありません!これからも自分に厳しく、理想を失わないようにがんばりたいと思います!!