今日は朝からまたアスパ五色グランドでの新人戦一次リーグの最終戦がありました。
自分は今日はオープンファルコの練習会があったのでそちらに行く予定だったので試合帯同をするつもりはなかったのですが、朝からの生憎の天気で練習会も出来ないという事になりそうだったので、急遽試合のほうへ行く事にしました。もちろん最初から観たい気持ちもあったし、でも1年生を練習にした以上そちらの責任もあるので、試合には行くけど、試合が終わったらすぐに戻って1年生の練習をしようと考えていました。
なので、今日の試合の帯同は今中代表と堀金コーチにお願いをしました。審判を大人二人必要になってくるので、堀金コーチにお願いをしたのですが来てもらった時がこんな天気なのは残念でした・・・。
試合の時間も少し遅れていっている中、今日はどう見ても良い状態とは言えない状況下での試合となりました!
かなり降っている中、最終戦はイルソーレ小野さんとでした。
同じ北播地区のチームなので選手同士も知っている子は多かったと思うのですが、試合は試合という事でお互いに良い刺激になればいいな、と思いました!
試合のほうをもちろん観に来た自分ではあったのですが、今大会ずっと観てきて今日も2年生全員で参加をしていたのですが『参加の目的は何か?』という部分に置いてやっぱり大きな差があると感じました。どこへ向けてどのようにがんばるか?はやっぱり必要だし、自分達指導者も、どんな指導者になりたくてどのようにする、というのがハッキリしていないと、いくら現場に多く顔を出したからって良い指導者になれる訳じゃないし、指導者の資格を受けたからって偉い訳ではない。当然、多くを学んだからって偉い訳でもなく、最終的な評価は自分がなりたい形に、自分の努力で近づいていく事ではないだろうか?と思う。
それは選手も同じであり、なりたい自分になる為の努力を自分が、自分のためにやれているかどうか?なのです。
大会という場所になると、ついつい『目先の勝利』に目がいってしまいがちですが、自分は何度も言いますが、普段を大事にしないといけないと思っています。大会だから、試合だから、という特別感ではなく普段という日常をもっと大切にすべきだと思っています。ファルコが目指している魅力あるチームというものは簡単に出来るものではないし、試合をがんばったから、結果を残したから出来るものではなく、普段の姿勢や取り組み、考え方によって湧き出ていくようになるものだと考えています。
それを理解し、行動していくには当然それだけの時間が必要です。子供によって理解のスピードや考え方のスピードも違うからです。だから何度も何度も、必要な事は繰り返して伝えていくし、考えてもらうようにしています。こちらの考え方を押し付けているのではなく、子供が持っている考えや言葉に対しての責任を自分で取ってもらう事が一番大事な事なのです。周りからの思い込みではなく、本人の思い、考え、言葉、会話が大事なのです。その事を成長させていく為に大人の出来るだけの干渉を控えるべきなのです。ほったらかすのではなく、問いかけや質問、そういう事を繰り返していくしかありません。選べるのは選手であり、結果全てを受け入れるのも選手なのです。
プレーをする事で悩む子、プレーの仕方で悩む子、プレーの前で悩む子、関わり方で悩む子、悩みは尽きないものだしバラバラです。それでも、その悩みに対してがんばれるのも自分しかないのです。諦めるのも、逃げるのも、乗り越えるのも、全部自分。
それによって得た結果が喜びだったり、悔しさだったり、うれしさだったり、悲しさだったり、それも様々だからこそ人は成長出来るものです。どうしても自分にとって良い事でないと受け入れにくいものですが、そんな良い事ばかりが起きるものではありません。今日の試合だって、この天気で土のグランド、4試合目となれば状態は良くないし、隣では芝生があれば、そちらでやりたいと思うのも当然のはずです。ですが、それを言っても、思ってもその状況は変化しません。その状況を受け入れ、認め、その上でどうするか?を考えるしかないのです!
これからの人生も、そういう場面が多々出てくる中で、自分の判断で決めて、結果を受け入れる勇気が必要なのです。思うようにいかなかった結果を『まだまだ努力が足りない』ととるのか『どうしてうまくいかないんだ。こんなにやっているのに・・・』と一人よがりになるか?の差。自分の行動によって出た結果は自分で受け入れるしかないという事ぐらいは最低限理解しないといけない。今日、多くの子と話した中で一番思ったのがそういう事であり『10やれば10返ってくる』という成果を完全に期待しているのがよく分かった。大事なのは、その場では10に対して1しか返ってこなくても、いずれそれが10になって違う場所からも含めて返ってくるという事を分からないといけない。
サッカーでも同じだけど、良いパスをしたからって良いパスが返ってくる訳ではない。
個性の違う人がやっている以上は違いあって当然。ただ、良いパスを出し続けていれば必ず自分に対して仲間のフォローやカバーという形で戻ってくるものなのです。だからサッカーというのは技術ではなく『人間性』がそのまま出ると思っている。技術をいくら磨いても、サッカーがうまくなるとは違うのです。だってリフティング世界一の選手がサッカーの世界一とは呼ばれないのはそういう事でしょう?
サッカーは関わりの力、感じる力、助ける力、動く力、考える力、協力する力、会話の力と『人』として必要なものが上達のヒントなのです。
今日は善戦をしたものの、0−1の敗戦となりましたが、精一杯のプレー、がんばり、粘り、ひたむきさは十分に感じたし、でも勝てなかった事でピッチの上の選手はそれぞれまた課題を見つけたと思う。出れなかった選手は出れなかった意味や自分に対しての課題を話したけど、どれだけ理解し、今後に繋げるか?です。出れなかった選手が声を揃えて言った今日の成果は『何もありません』です。そんな日々を過ごしていくのか?何かを得た日々にしたいのか?
挑戦はここから!!そして、終わりはありません。大人になってもやり続けるべき挑戦なのです!
がんばるしかない!!がんばろう!!