楽しむがテーマ!加美スクール♪♪

今日は加美スクールの日でした!

昨日まではすごく良い天気だったので今日はその天気から一転して、雨になり風も強くてちょっと寒さを感じる中ではあったのですが、そこは室内の良さでもあり天気に関係なくいつも通りに行えるのはとても良い事です!昨日までの二日間は『JAみのり杯』があったようで、そこに該当している選手(3年生と5年生)も奮闘したようで、その試合がどうだったのか?などを聞いているとやっぱり子供は『勝った、負けた、得点をいれた』ぐらいの事しか言いません。やっぱりそれが一番印象的になるのは分かるけど、そういうのを聞いても自分は子供がサッカーというものの楽しさに触れていないと思います。得点や勝利というのはサッカーをした後の結果みたいなものであり、その結果までの過程の時間をいかに楽しめるか?楽しむようにするか?が『サッカーの楽しさ』なんですが、まだまだ上辺で一喜一憂してしまう子供が多すぎる事を改めて感じる時間となりました・・・。が、それは同時に指導者にも言える事だと思います。結局は、勝てばOKという発想に『潜在的に』思ってしまう指導者も多いと思うし、それではやりたい事、育成に関してボヤけてしまう事が多いと思うので気をつけたいと思う。

今日は体調不良と怪我による休みの子がいましたが、それ以外で元気にがんばりました!

先週から『楽しむ為には?』という事で取り組んでいる事もあって、今日も合間、合間に色々問いかけながら一緒にがんばっていきました!

まずはラダーでのステップですが、今回から新しいステップを入れました。ところが、加美スクールが一つ伸び悩んでしまう要因の一つにある『出来ない課題への取り組み方』が蛋白になってしまう子がいます・・・。どうせ出来へんし・・・とか、出来ない事が恥ずかしいみたいな発想を持ってしまう子がいるのが少し残念ですが、反対にがんばろうとやろうとしている子もいるので、そういった子が前向きにやっているのを見逃さずに誉めていけば、自然と周りもそういう姿勢を持ってくるので、焦らずに蛋白な子も『やってみようかな?!』みたいな気になるのを待ちたいと思います!

次はレベル9キャッチをしました!

ここでも当然同じ現象が起きます。出来るようになってきた子は学年を問わずにがんばろうとしているし、出来ない子はやっぱり出来ない理由を自分自身だと思えないからいつまでも成果が出ない。『もっときちんと教えてほしい』『調子が悪い』などという言い訳を入れてしまう子は何をやっても伸びませんし、もったいないですよね。

前向きな子はそれだけ成果が出てきています!!

今日も6年生の藤賀 翔大くんがレベル9を完全クリアしてくれました!!寺尾 佳吾くんは惜しくも残り一回の26回、池田 隆彦くん、5年生の石塚 啓心くんはレベル7クリアの21回と記録を伸ばしてきました!!

4年生もこの時期に来てレベル6をクリア出来るような予感を持てる選手が増えてきているし、ボールの強さや角度、足を動かせるという事がかなり良くなってきています!継続して、意識してやればそれだけ良くなっていくという事ですし、継続出来ない選手は何をやっても身にはならないという事です。一回の時間ではなく、継続の時間が大事だと思います!

次はリフティングをしました。

ここでも、ボールを置く位置が良くなり、思うように扱える選手が増えてきました。もちろんワンバウンドが限界の子も今はいますが、難易度が低かろうが大事なのは『足でボールを思う場所へ蹴れる事』が一番の目的ですから、ワンバウンドが恥ずかしいとか思わずに、ジックリと、でも確実に出来るようになってほしいと思います!

ノーバウンドでもどんどんと進めていける子は増えているし、良い手本がお互いになっている環境でもあるので上達していくんだと思うし、この調子でがんばってほしいと思う。

最後はフリーの測定をがんばってもらったのですが、この時間は今回は全体的には集中力をかなり欠いた雰囲気に見えました。最初からうまくいかないと集中が切れてしまう子が自分だけにならずに、話しかけたりしてしまうから、またその雰囲気が感染してしまい、目的を失った状態でやっている子が半分ぐらいいました。やっていればうまくなると勘違いしている子はサッカーに限らず多いと思うのですが、自分がどうなりたくて今日という場所に来ているのか?が明確な子だけがうまくなると思っています!

次はドリブルでのタイムトライアルをしました!ここでも練習時間をきちんと設けているのですが、自分に自身があるのか?割り切っているのか?練習をあまりやろうとしません。大体でやってしまうから本番にもうまくいかない場面が多いのに、うまくいかない経験をこういう練習に反映させる事が下手なのが子供です。反対に指導者はそこを繋げられるかどうか?だと思います。自分はこのスクールをチームとして見ていないので、普段の試合での様子なども知りませんがどんな感じで試合をしているのか?は最近、想像出来るし子供を観れば分かるようになってきました。

そのドリブルでの取り組みを観ながら『本番だけ良い思いをしたい』気持ちがある子が多いと分かったし、最後のゲームでも観ているとやっぱり『周りに期待している子』は自分のアクションが少ない。それによってゲームをやった気がしないまま終わるようなゲームを何度もしてしまう・・・。そこで今日は『今のゲームが楽しかった?』という形で質問し、楽しめなかった子に理由を聞くと『自分から積極的にボールにいけなかった』と答えるので、そしたらやってみようか?って事だけを言ってやってもらうと、かなり関わり方に変化が出たし、再度同じ質問をすると『自分から積極的にやったから楽しかった』という答えになりました。

楽しさは自らで獲得するという事もちょっとずつですが、体や理屈よりも『感覚的に』分かってきた子が多かったと思います。この感覚的なものを理屈で分かるようになるにはもうちょっと時間が必要だとは思いますが、きっと良くなると思いますし、そうなるようにがんばりたいと思います!!