今日は加美スクールの日でした。

寒さは幾分マシかな〜って思っていたのですが、冷たい雨が降ったりもしていたのでやっぱり寒くなってきました。それでもまだまだ半パンで登場する子の多さにはビックリします(笑) この地区に住んでいると慣れるもんなのでしょうか???すごいですよね!

そんな元気なみんなと今日も一緒にスクールをがんばりました!まずは先週に引き続き、スクール前にみんなが到着をした段階での様子を見ていたのですが、先週は荷物があまりにもバラバラでこうなってしまうと色々な不都合が起きるよね?って話をしました。今週は6年生の寺尾 佳吾くんがそこに気付き『きちんと揃えようよ!』とみんなに呼びかけをしてくれました。よく覚えていたね〜って話なのですが、残念ながらその言葉がみんなには届いていなくて、結果的には先週とあまり変わりませんでした。先週は荷物を揃える『意味』まで伝えたのに、やっぱりそれだけ本当に良くなろうとか何をしに来ているのか?が曖昧だって事ですね。。。まだまだです!自分も、子供も・・・。

そんなスタートではあったのですが、気持ちは引きずったりはしないように切り替えてやりました!

が、曖昧な意識でやっている子はどのタイミングでも曖昧です。目的がない状態で参加をして『うまくはなりたい』と思っているけど、うまくなる事の意味さえ分かっていないような選手が多いです。人を抜いたらうまいと勘違いしている子が多い。それは『うまいという中の一つに過ぎない』のですが、『それが全て』と思ってしまう人(大人も含めて)多いのです。そういった勘違いの延長で、サッカーをやっているからみんなはサッカーをうまくなれないのです。場に来て、練習をしたらうまくなれると思っている事が間違いであり、その場で自分が何を学ぶか?によって決まっていくのです。自分自身が動かずに、相手にばかり求めたり、期待をしたりする人間がやっぱり多いんだな〜って痛感する毎日ですし、そんな中でもやっていくしかない自分は伝え方を考えないといけないって思います!

次はレベル9キャッチをしました!!

ボールを自分の思った所に蹴れるように、投げれるようになるという事がこのメニューの最低限の目標ですが、だいぶ達成出来てきています!自分で考えた強さで扱えるようになってきているし、その事を世間では『コントロールする』と言います。でも、大人は『コントロールしよう!』って先に言葉を教えるから子供は全く分かっていないのです。

成功するのに大切な事は何でしょう??

と質問をすると、『コントロールする力!!』なんて綺麗に答えるのですが、

そしたらコントロールって何ですか??

と聞くと分からない子がとにかく多い。言葉は知っているけど、意味を知らない子供や大人(自分も含めて)本当に多いと思います。だから謙虚に学ばないといけないのですが、大きくなっていくにつれて段々知らない事が恥ずかしいと思うようになり、『知ったかぶり』をするんですね。。。そんな大人にはなりたくないし、分からない事は分からないで、その代わりきちんと学びたいと思っています!そういう姿勢が子供に伝わるし、分かったフリしてあれこれ教えるのではなく、一緒に考えるスタイルは大事にしていこうと思う!!

今日は6年生の藤賀 翔大くん、寺尾 佳吾くん、松本 慶太くんの3人がレベル9を完全クリアしてくれました♪

次はリフティングをしました!!

この時でもうまくいかない子がいて、その子を捕まえて『さて、うまくいかないのはどうしてでしょうか?』という質問を投げかけ、考えながらやってもらいました。出来ない子がひたすらやるだけで出来るようにはなりません。どうすればうまくいくのか?良くなるのか?という事が分からないと回数だけやってもなかなか進歩はしないものです。今日はうまくいかずにいるメンバーを捕まえては言葉の伝え方を自分なりに考えて出していきました!リフティングでは、ボールを大切に扱う、ボールと喧嘩をしない、蹴るのではなく、拾うというような言葉を使って、子供の頭にイメージが湧くようにしたいと思いながら言葉選びを考えてやりました。十分ではないですが、こうやって自分自身が『あ!この言葉はあの子に落ちたな〜』とか、分かるようになってきているので、どんどん言葉の掛け方にはこだわっていきたいと思います!

今日は最後のフリーでは5年生の石塚 啓心くんが118回→161回と回数を更新してくれました♪♪

その後は少しドリブルをしました!

周りを観るという事を自然とやらないといけない設定で行うようにすると、面白い現象がたくさん引き出せたので良かったと思います!こちらが言葉をあれこれ掛けなくても、設定がうまければ自然とそうしないといけない状況になるというやり方も指導者の力の一つです。こういうのを指導者の中では『オーガナイズを変える』みたいな言い方をしますが、それも臨機応変に出来ると本当に良い指導者になれると思いますね!

最後のゲームでは小学生によくありがちな『僕は攻撃だけ』『僕は守備だけ』という役割分担をしてしまう事です。そういうゲームは大抵雰囲気が良くないし、お互いに自分のせいじゃない・・・って思いたいのです。だから途中で、『サッカーってどんな場面があるの?』という事で攻撃と守備しかないって事をみんなで理解してもらってからやってもらうと止まっていた子も敏感に動くように、関わるようになりました。こうして『気付かせる』事を増やして、それが自然と自分の力だけで出来るようになっていけばいいと思うし、そうなるまで指導者としてしっかりと見守っていきたいと思います!!