今日は早朝から六甲アイランドにある神戸レディースフットボールパークにて午前中は先週も参加をしたC級指導者講習会の実技テストのサポートを、午後はコーチングアカデミーという年間を通して指導者の勉強会のほうへ参加させてもらいました。
まず午前中の実技講習会のほうは、サポートだったので受付業務に、時間内はインストラクターの方々の指示に従ってやるようにしました。そんな中でも合間には講習会に参加をしている方々の指導実践を見たり、インストラクターの方々の評価の見方などを見たり聞いたりして勉強しました。自分にはない言葉やタイミング、考え方を参考にしていると、本当に指導って難しいな〜ってつくづく思いました。それでも、難しいという事は嫌な事だと思わなくなったので、難しい=楽しいと思えるようになりました。以前は自分の知らない事が出てくると、恥ずかしいとか嫌な気持ちになっていたけど、今は『お〜こんな考え方もあるのか〜?』と発見の気持ちになるので、とても自分で変化した部分だと思います。分からないから学びに行く訳で、分かったフリしたり、うまくやろうとするから勝手に落ち込む事も経験の中から学んだので、分からない事を今後も『成長する為の要素』と考えてやっていきたいと思います!
午前中は本当に冷たい空気の中でも晴天の清々しい天気でもありました!
午前中の講習会で本当に勉強になったのは、実際の子供を使って指導者資格を取得したい方々が指導をするのですが、その中でも半数ぐらいの方々が追試となりました。本当に指導者レベルも上がっているし、受ければ合格みたいな簡単なものではなくなっています。そんな追試になった方々を客観的に観て思った事は、『指導者としての役割を見失っている』という事でした。インストラクターの方にチェックを受けて、合否をもらう事があるのでもちろんそうなるのは分かりますし、自分もそうでした。でも、うまくやれない理由っていうのは大抵そこにあります。反対に合格している方々は、やっぱり『指導』をしているのです!この感覚はやっぱり緊張感がある中で指導をする現場を経験しないと分からないと思いますが、指導者が指導者として現場に立てるかどうか?は本当に大事だと痛感しました。
緊張のあまりうまく自分の指導を出せずに、しかも追試ともなればインストラクターに合格をもらう為に、という目的に変わってしまった事が余裕をなくしている要因だったように見えました。
やっぱり緊張した指導者の元でやっている子供は雰囲気も重たくて、疲労感があったけど、うまくモチベーションを上げる指導者はやっぱりうまかったですね!言葉では『理想の指導者像』みたいな事も学びますが、実際にその全てをやるのは難しいのです。でも、理想があっての現実であり、その差が努力すべき課題と言えるので理想は必要だと思います!
今日みたいな小学生を対象にしていると自分も普段やっている事もあって、『モチベーター(子供の気持ちを乗せる人)』になる要素はかなり大事だと思います。子供だって普段学校を一日がんばってからサッカーをする子も多いし、そんな中で最初から大人が疲れた素振りを見せると子供もしんどくなると思うし、そういう姿を見たからこそ自分も今後は特に意識しようと思います!
追試の人が本当に多く、予定の時間を大幅に過ぎた事もあって、昼食を食べる時間もないまま午後のコーチングアカデミーのほうへ参加をしました!!
午後は指導者がより高いレベルの指導をする為の勉強会です。そこのインストラクターの中にはイタリア研修の際にお世話になった現在芦屋大学の監督をされている金さんに再会しました!金さんは指導者ライセンスも『S級』という最上級をお持ちの方で、本当にユーモアもありながら、熱さも持っている素晴らしい人格者です!今日はその金さんの芦屋大学の大学生が生徒となって勉強会が行なわれたのですが、合間に見た金さんの生徒への接し方は本当に『一人の人間と人間』という繋がりでした。だからこそ生徒は金さんを信頼、尊敬しているんだと思います!その関係性を見ても、自分も選手との関係性をしっかりと築かないと良い指導は出来ないと思いました。
午前の小学生とは比べ物にならないぐらいの大学生は当然、パワーもスピードも、サッカー観も持っています。そんな彼等へ指導をするという事は本当に強い情熱と、的確な理論を持っていないと通用しないのが分かりました。
ここでのインストラクターの方々の言葉や指摘には重みがあり、強みがありました。
改善点の目の付け所も本当に細かい所になってきていて、自分も一緒にいながら本当に考えさせられる事ばかりでした。いざ、自分がその場で、そのテーマでやっていたら・・・とシュミレーションしてみたのですが、全く頭がついていけていない部分があり、本当に自分の能力の足りなさを痛感しました。でも、大事なのは、『その発見をした事』ですから、これからはその改善に全力で取り組みます。どこまでがんばっても、追いつかない現実がありますが、がんばっているからこそ見える景色がどんどん広がっている事も感じています。自分の成長は現場で指導を受ける子供の為にもなっていくと思うし、もちろん学ぶ時には現場に穴を開ける事もあります。でも、自分だって自分の為に努力をしなければいけないと思っています。子供の為にって気持ちを子供に恩を着せるのではなく、自分が成長する事が自然と子供の為になっていくと思っています。だからこそ、これからも自分の指導を高めていく場には積極的に参加をしようと思っているし、どんどん自分の出来なさと向き合い成長させていきたいと思います!