今日はナイター練習でした!!

今日はベゼルさんの指導練習会の日だったのですが、ベゼルさんが京都にも店をオープンした事もあって、少しバタバタしている関係もあり今月は出来ないという連絡を受けて今日は通常練習へと切り替えとなりました。昼間には雪が降って今年一番の寒さになったのですが、夜になってもその寒さは厳しく今日も室内での練習となりました。

練習前にはまた主将の元くんと副主将の永遠くんと一緒に話をしました。火曜日もそんなスタートだったのですが、今のチームを本質的に前進させていく為にはどこをどのようにこだわっていくのか?という事を考えないといけないという話をしました。チームはメンバーも選手が決めているという事もあり、その基準の在り方や考え方をきちんと整理しておかないと『自分基準』の選手からの不満は絶対に出るという事について今はこの二人と論議しています。目指す形はあり、その目指す形に向けて具体的にどうやっていくか?を今試行錯誤している所ですが、この2年生がファルコの今後の大きな基準を作っていくと思います!3年生が残してくれたベースをもとにして、2年生が改良を加え、今後はここが基準になっていくと思うし、それだけの悩み方を一緒に選手がしてくれているので、絶対に良いものが生まれてくると思います!

今日も最初はパス&コントロールをしたのですが、やっぱり2つのコートでやる時に、同じメニューをやっているとは正直思えないぐらに『質』の差があまりにも大きい。でも、問題なのは、その差ではなく『やっている自分達が気付いていない事』なのです。隣でやっているグループの質のこだわりに対し、目の前のプレーすら全く余裕がなかったり、準備もせずにボ〜っとしたり・・・と片方のコートは意識的にも本当に低いものでした。そして、それを周りに(今日はコーチでしたが)指摘されないと本人が気付かないとか、改善しようとしない意識の弱さがすでにチームの問題でもあるのです。そんな意識でやっているから回数をこなしても進歩がないし、改善もない。ノートにだけはカッコ良い事だけ言葉を並べるけど、結局やっている事(行動)が全てだって事。

言葉で説得しようとする前に、まずは自身の情熱とか、本当にうまくなりたいとか、強くなりたいとか、こだわっているんだ、って気持ちのほうにもっとこだわってほしいなと思います。ミスの原因は『準備不足』か『技術不足』のどちらかである事!!誰かのせいではなく、自分のせいだともっと自覚を持つ事から始めないといけませんね!

次はコーンDFをしました!!

最初は横並びの関係性を重視した5本コーンのほうですが、そこでもだいぶゲームに繋がるイメージを持てる選手が増えてきました。でも、その反対で『そんな動きを試合でやりますか?』って事を平気にやってしまう感覚の選手もいます。。。注意するとか、しないとか、もうそんな次元ではなくその選手が持つサッカー観なんでしょうね・・・。それが普通に出るって事がいかに試合の中の一つ一つを考えてプレーしていないか?って話です。がんばればそれで良いと思っている感覚。そうではなく、やるからには何かを残す!確かなものを残す姿勢とか、考え方が必要です。

考えるばっかりで動きが止まる子、考えないでひらすら動く子、どちらも同じぐらい『良い選手ではない条件』です。サッカーは両方が必要なのです!動きながら考える選手、その動きながら考えたものが発揮出来る力こそが必要なのです。それが一体今の自分にどれだけ足りないのか?をもうちょっと自分で見極める目、見つける目を向けてほしいと思います。

今日という日に何かを獲得出来た!というのはすごく良い事でもあるけど、ファルコの大半は『これを獲得出来たからそれで良い』と終わってしまう子。

でも少数ですが、『せっかくこういう事が出来たから次はもっとこんな事をしたい』という前向きな欲を持ち続ける選手。伸びている子、伸びていく子って絶対にこういう考え方です。少しでも満足したり、納得した時点で明日努力をしません。『次も同じようにやればうまくいくから・・・』って自分に期待をするからです。成長するにはそれだけの『気質』もいる訳です!コーチをしている自分も同じ!その日の練習に満足や納得なんてした事がないし、もっとこういう場面を引き出したいとか、常に課題と向き合わせになっている。そして、自分は毎回の練習をこうしてブログという形で『アウトプット』する事で自身の反省や整理をしている。みんなも大事なのは、練習で『インプット』して、試合で『アウトプット』出来るかどうか?なんです。

獲得するだけでは意味はありません。お金もそうですが、貯めるだけでは価値はなくて使った時に初めてお金としての価値になるのです。インプットとアウトプットする基準や価値が同じになった時に、人は成果という形で残るのです。

自分が指導者をして、痛烈に感じている部分ですが例えば、素晴らしい指導者の指導を観たとして、『そのすごさ』を自分の中で整理して現場で今度は子供に同じように伝えていけたかどうか?が価値なのです。見た事をそのままやれるとは限らないし、なかなか出来ないものなのです!

子供にもしつこいぐらいに言い続けているのは『行動に出してこそ価値がある』という事は自分に対して言ってるのと同じです。自分の指導は『未熟な自分に言い聞かせている』というスタンスなのです。教えているのではありません。

もっと良い準備をして!!と言う自分がこの練習一つの為に事前に考えてあれこれシュミレーションをしているのです。だから言えるのです!だから伝わるのです!自分は子供に教えているのではなく、子供に教えるという形の中で自分がきちんと伝えられているのか?に挑戦しているのです。だから選手のほうも、各自がもっと『本当に自分の為の努力』をしてほしいのです。チームの為に、とか、チームで決められているから・・・なんて言い訳はいい加減に捨てて、自らがやりたいサッカーを真剣に向き合ってほしい。誰が?何の為に?どのように?努力をするのか?よく考えて毎日をがんばりましょう!!

そうなった時に初めて『やった分だけ成果が出る』という現象が起きるはずです。周りに期待をするばかりで『成果が出る』事を求めるのではなく、まずこの本質を整えて、『自分の為に、なりたい選手(人間)像の為に、やるべき事からやっていく』ようにしていきましょう!ファルコが本当の意味で、底上げ、『底』が動くにはもう少し時間がかかると思いますが、必ず大きな前進をすると思いますし、そうなるように自分もがんばりたいと思います!