今日は午後から紅白戦を行いました!

昨日の練習試合が雨でなくなってしまったので、今日のゲームはみんながフルコートでサッカーをする良い機会でした!朝は新美コーチと一緒に比延招待のサッカー大会があったので、そちらに顔を出させてもらいました。小学生のサッカーはもちろんですが、指導者の様子も見させてもらったりして、改めて色々感じました。どのようにやっていくべきか?を色々考えさせられました。

良い時間を過ごさせてもらった後に八千代グランドに戻って紅白戦の準備をしました。今日は体調は万全ではない選手ももちろんいるでしょうが、それでも全員が参加出来た事は良かったと思います。全体で一緒にグランドでサッカーが出来るというのは当たり前のようで喜ばしい事だと思います!

来たメンバーから準備に取り掛かってくれたし、どんどんと作業の手際も良くなってきました。準備も30分あれば出来るようになってきているし、みんなの成長の一つです!

今日は2つのチームに分けて20分を3本やるようにしました。

全体のテーマとしては練習でやってきている事を軸にして、攻撃面では三人目の関わりとパスの質で、守備面ではコーンDFをベースに体の向きや重心、進路に入る事や押し出し、受け渡しの声をテーマにしました。

その上でチームとしての一つのテーマを決めてもらってからアップをしてもらい、ゲームに入ってもらいました。決めたのは攻守の切り替えを早くするというチームと、マンツーマンというチームの2チームでやってもらいました。

グランドのほうはまだ天気が良かった中でも回復しているとは言い切れない状況だったので、選手は足を取られて重たかったとは思うけど外で思い切り出来るのは良かったと思います!

自分は最初のゲームをしている時に、試合に出ていない選手にも『何を観ているのか?』という事を聞いて回りました。今はチームとしても三人目の動きと言っているように『一つ先の事を考えて関わる』という事もあるので、観ている選手も『どのように関わろうとしているのか?』は興味もあったので、聞いていたのですがそこから出てきた言葉は、『局面』しか見えていない様子でした。というか『そこしか見ようとしていない』という言い方のほうが正しいかな、と思います。

中の選手に目を向けると、自分からは攻撃面の反応は確かに早くなってきたと思います!質という部分ではもちろんまだまだですが、順序で言うとまずは関わろうとするスピードの早さは大事になってくると思うし、進歩としては多く見えました。明らかに関わろうとする意思の早さは感じたし、日頃の練習の成果は少しずつ出てきたと思います。

どうしても質というのはすぐには上がらないし、質が足りないといくら決定機があっても得点には至らない事も事実です。ですが、質は本人がこだわって改善しようと努力をしない限りは上がる事はありません。だから、関わりを増やしていく事が大事で関わりを多くすれば、失敗をする機会も増えていくだろうし、その事によって『あ!自分はミスが多いな〜』なんて事を自覚してほしいと思います。一番問題なのは、その失敗を経験する前から『失敗に対して臆病になってしまっているという事』です。

現場で、体験をして自分で経験をしないとやっぱり物事は理解出来ないのです。聞いた話、噂話、人の意見だけでは物事は分からないという事です。だからこそ、自分は自分のやってきた経験を伝える指導をやめるようにしたのです。自分は自分で得た感覚であり、誰にでも当てはまるものではないので押し付ける事はしないようにしています。

選手自身がアクションを起こし、失敗や成功を経験し、自分で検証をして改善をしたり、改良をするという事をしなければ意味も価値もありません。

経験値というのは、自らが得るものであり人からもらうものではありません。

何をやっても自分の責任なのです。その責任を負う覚悟や力がないならば『好き勝手』や『ワガママ』なんて絶対にやってはいけないという事になるのです。

指導者の立場としては、『起きる出来事を伝える』のではなく『起きた出来事について一緒に寄り添って考える』事がまずは大事だと思います。その先に、『寄り添わなくても自分で考える人間』になるのが理想です。みんながそうなれば、素晴らしい社会になるはずです!みんなは将来を背負う一人になるし、今はファルコの中での『全員リーダー制』ですが、いずれは『社会の中でのリーダー』として自覚を持ってがんばってほしいのです!

自分の理想の為に、自分で努力をする。それしかないし、それが一番です。人のせいとか、人に任せるとか、そういった事さえなくせば幸せな環境は必然的に生まれてきます。目的のある行動を取れる人間に、なってほしいからこそ自分もそれを実行していきたいと思います。子供とのがんばり比べをこれからもやっていきたいです!!