今日は朝から八千代グランドで今年最後の交流試合をする事となりました。

よい天気に恵まれて寒さはあったのですが、グランド状態も良いままで試合が出来たのは子供にとっても良かったと思います。朝のコートの準備も前回はポイントのない中町グランドで大変な思いをした事もあって、ポイントのある八千代ではテキパキと動き、集合時間の8時半にはコートが仕上がっていました!!非常に早かったし、協力もしっかりと出来ていたと思います。

そこから試合に出るメンバーを決めてもらい、今日は前半と後半で入れ替わるようにしました。特に守備面での各自の責任という事でこだわってもらいたかっただけに、短いプレー時間の中でどれだけしっかりと狙いを作れるか?目の前にこだわれるか?を意識してもらいながらやるようにしました!

まずは前半は2年生主体チームで試合をしました!

今日の試合はファイザォンさんとフォルテ新宮さんでした!どちらも2年生主体のチームだったので、後半に出た1年生の粘りが薄い試合の時にはあまり相手にとっても有益なものではなかったかも知れなかったし、みんなが本気になって、必死になってやる事ではじめて相手にも、自分達にも意味が出る、何かが残る事を分かった子もいますし、分からないままに『やられて落ち込んで・・・』っていう終わり方をしている子もいました。目的が『勝利』だけに向いているとそうなります。何かを残したいと思ってプレーをするだけの意味を普段の練習から持っていないと、試合でもこうなるのは当然です。2年生主体チームのほうは、守備での狙いや粘りもあって、やっぱり激しいけど汚くないという事がプレーで表現されました。攻撃に関わりも早かったし、良かったのですが、グランドのボコボコさも考慮しながらにしても『質』のこだわりがもっともっと必要だとコーチは思うのですが、やっている選手がどれだけそれを思っているか?ですね・・・。

正直観ていると『これぐらいでいいや』という感覚の選手もまだいるし、そういう上を目指そうとしない選手はきっとどこかで痛い目に遭うと思います。努力に対しての手抜きをすればそれ相応の嫌な思いはきっとあります。そこも経験しなきゃ気付かないのであれば自分は喜んでその経験をさせます。自分が『出来る選手』と思った時点で、その選手は『価値のない選手』になります。

続いて1年生主体チームのほうですが、こちらも相手が学年が上という事とは関係なく、『だからこそ考えられる機会』をうまく活かせていませんでした。中には、自分の中だけではあっても、ちょっとずつ変化が見える選手もいるし、思うように出来た成功経験を得た選手もいます!でも、まだ半数ぐらいは『自分は出来る』という2年生メンバーとは反対に、『どうせ自分は出来ない』と割り切ってしまっている子が1年生にはいます。それがプレーの中での『淡白さ』として出ます。サッカーで言うと『軽いプレー』というものですが、1年生にそれが多く見えるのは最初から諦めている自分がいるからです。

ピッチに立てば基本的に相手がどんな相手だろうと関係ないし、その相手に対して自分に出来る精一杯を出すのが『礼儀』でもある。最初から諦めたり、割り切ってやってしまうような事は失礼なのです。人とのコミュニケーションも同じですが、最初から自分はダメだとか、苦手だとか、嫌いとか割り切っている人間との話なんて楽しくも何ともありません。自分自身がもっと全てにおいて一生懸命にならないと何も周りには伝わらないという事が今日もよく分かりました。

それでも今日は紅白戦を含めると一人4本を経験出来たし、そんな中でどんどんと良くなっていく部分も見えました。個々に目を向ければ努力が足りないとか、踏ん張りがないとか、人のせいにしている、なんてものが見え隠れしている子もいるけど、全体としては本数ごとに良くなっていったと思います。疲労感も多くなっていく中でも、狙いを持ったり、声を掛けたり、動きをしたり、関わったり、と『参加』する回数が増えた事は大きな一歩です。2年生は『より高い質にこだわる』事で、1年生は『自分の意思で関わる回数を増やす』事が大事になっています。それは普段の練習中から言える事です。どこにこだわりを持ってやっているのか?が明確になってこないと成長を実感するのは難しいものです。ただ、がんばった・・・という時間を本当になくせるように各自が意識を持って、一つ一つのプレーに取り組んでほしいと思います!

人の事を見上げたり、見下したり、そんな関係を一切なくしてほしい。自分のほうが上なんて事は何一つないし、かと言って下でもない。

人間関係を、より多くの人と『対等』に出来た人はそれだけ多くの幸せを与え、もらえるようになっている。世の中はそういうものです!

人の関係に優劣をつけた時点で、結果にしか目のいかない心の狭い人になる。みんなは今後の人生をより良く生きる為に、今多くの経験をしなければならない。しかも、良くも悪くも『全力で』です。やった事が全部その時に報われるとは限らない。次のステップの時に役立つ事だってたくさんある。だからこそ、勝手に結果というものを期待するのではなく、結果に繋がるまでの『過程』にこだわりがいる。どうしてその結果が生まれたのか?がきちんと分かる人間になってほしい。

物事に筋道を立てられる人間にならないと、自分の幸せを自分で掴む事は出来ないのです。どうすれば良いかが分からないならば、今をとにかく全力で、一生懸命にやる事です。最近ファルコが言っている『全力で取り組む』という事をコーチは少しわかってきたのは『全力でやるのは当たり前であり、努力をする事に対して全力』であってほしいのです。サッカーは好きな事だから、みんな全力でやっているはずです。でも、その『サッカーの中の何に対して』全力なのか?が大事です。こだわりを持ち、意味を持ったがんばりとなるようにこれからも努力をする事に全力になろう!!