今日は朝から年末最後の活動という事で、毎年恒例となっている倉庫の掃除とバスの掃除をしました。どちらも一年間多くの時間をお世話になっているものであり、感謝の気持ちを込めて綺麗にして一年を締めくくる為の活動です。
今年はエリート塾の交流戦も同時にあったのでみんなはその活動のサポートも行うようにしました!朝から準備にコートを作り、合間の時間は運営協力として、副審、ボール拾いやラインの引き直し、整備などをやってくれました。4月の八千代少年さんが主催で行っている『ガルテン杯』にも毎年お手伝いさせてもらっていて、その時は1年生もまだまだ自分から仕事を見つけるとか出来ませんが、この時期になって自分でやるべき事や仕事を見つけて動けるようになってきました。やっぱりそうやって自分からやってくれると、指導者も、自分自身も、お互いが気持ちいいし、参加している全ての人が気持ち良いので、そういう気持ちを大事にしてほしいと思います!
やってあげている
ではなく、
やらせてもらっている
という感覚ですね!
最初に準備をしっかりとしてから、全体で話をしました。
今日で一年を終える訳だけど、最近のファルコの中には『良くも悪くもワガママ』な選手が多くなっているという事を言いました。大体の感覚は、『目立ったワガママ』だけが注意されたり、怒られたりするものですが、チームとして問題なのは『目立っていないワガママ』だって同じだって話をしました。大人しければそれで良いなんて事も絶対にないという事。チームスポーツであり、協力が必須のスポーツの中で『しゃべるのは苦手です』なんて事を理由に会話をしないとか、意見を言わないなんて事も要するに『ワガママ』だって事です。その事にそろそろ自覚をしてほしいという事を言いました。
自分が今なりたい選手像をハッキリ言える選手を聞きました。。。が、手が挙がったのは数名だけ。残りはその形すらありません。だから、努力がボヤけるしがんばっている『だけ』になるのです。がんばりを否定しているのではなく、『誰の?何の為?』というものが欠けたらいくらがんばっても無意味だって事です。
その意味を全員が理解し、『ワガママな自分』をなくす事からやっていかないと本当にチーム自体が衰退していきます。
話をしてからは、今日の活動も意味を持って行うように!!って事でまずは掃除から開始しました。倉庫の掃除ですが、大まかな所は昨日スタッフでやっていたので、全体の道具を綺麗にしてもらったのですが、そこもしっかりと協力して、2年生が特に率先して行ってくれる雰囲気は良かったし、上があぐらをかいたらそれで終わりなので常に最上級生こそが努力をしているチームでありたいですね!
倉庫の掃除と副審や交流試合の運営協力を兼ねながらやっていき、倉庫の掃除が終了したらバスの掃除もしてもらいました。バスもみんなに考えてほしいのは、『乗せてもらっている』という気持ち。この感覚を持てば、普段も自分の家以外の人に送迎をしてもらう時にも自分の靴や服が汚れていたら遠慮をするぐらいの気配りが出来ると思います。掃除ってやる人は汚れに目がいきますが、やらない人は本当に無神経なものです。トンボの倉庫も、道具の倉庫も、毎回綺麗にしているうちは、当然汚れに敏感になります。でも、汚している人はそれに気付きません。そんなものです。
だからと言って文句を言うとかではなく、自分達がやっている事を自分達が良いと思ってやり続ける事に意味があると思うので、今後もその気持ちで人の家の車は汚さない!という気持ちを大事にしてほしいと思います。
予定通りに、自分達で掃除をして、綺麗にしてから昼食も取り(昼食をとってから元気をつけてまた掃除をするという考え方の子もいましたが・・・(笑))、午後は運営協力を多くやってもらいました。
昨日のファルコの交流戦の時にはみんなが自分の事しか考えていなかったので、試合の合間に気付いた時にはラインがほとんど消えていた、なんて事が起きました。その反省を活かして今日は早め、早めにライン補修をしてくれた事もあって試合で困る事はありませんでしたし、選手の精一杯のプレーに協力出来たと思います。こういう『一度の失敗を次に繋げる』経験を中学生のうちにたくさんしてほしいと思います!
倉庫を綺麗にし、バスを綺麗にし、心を綺麗にした後で最後は蹴り納めという事で1年生はエリート塾生とのゲームを、2年生は2年生同士でのゲームをする事にしました。
1年生は年下という事もありましたが、『手を抜く余裕もない』事が良かったと思います(笑) 不器用だけど、一生懸命にやるという事はファルコとしてもやるべき事だと思っているし、意図的ではないにしろ、手抜きをしないでやるのは良かったと思う。久しぶりに小学生のコートとボールでサッカーをした事で、色々苦しい思いもしたけれど、一年間で自分達が本当に成長した事を実感出来たのではないかと思います!
2年生のほうは非常に高いコミュニケーション能力と、先を考えるスピード、能力的なスピードもあって、楽しみながらも手抜きをしない良いゲームだったと思います。そして、最後に最も印象的だった言葉なんですが、交代したキーパーの龍成くんが言ったのですが、『最後に失点して終わるのはほんまにちょっと嫌ですわ・・・』という言葉・・・。
本当にそうですね!その気持ちは十分理解出来るのですが、でも反対に言えば『最後に点を決めて終われた』といううれしい気持ちの子もいるって事ですよね?要するに、チームとして、個人として、年間を通して様々な問題にぶつかるけど、自分が楽しいと思っている時の裏側では、悲しんでいるとか悔やんでいる人も必ずいるという事。そう考えた時に、チーム全体、全員が前に進んでいると言える時期は本当に少ないかも知れない。だからこそ出した答えは、『本人の考え方』なんだと思う。
例えば、この龍成くんも(一人だけ個人名でごめんなさい)、『あそこで打たれたのがまずかったな〜』とか改善も考えられるような考え方であれば良いと思うし、反対にシュートを決められなかった選手からすれば『チャンスのつくり方には問題がない』という前向きな部分を残しつつ『後はここを改善しよう!』という考え方をしてほしい。
考え方がそういう形にみんながなれば、『チームは常に前に進んでいる』という事が必然的に起きるという事。技術よりと同じぐらい考え方が大事だと思っているファルコの本質。全員が前向きに考える自分になる努力を日々していくように!!そして、今日話したように、年明けには『自分のなりたい選手の具体像』をしっかりと考えてスタート出来るようにしてください!
ファルコに関わる選手、保護者の方々、地域の方々、一年間ありがとうございました!また来年もよろしくお願いします!!