大切な事!杉原谷小学校体育授業♪♪

今日はまた朝から加美の杉原谷小学校さんの体育授業でした!!

先週から活動をさせてもらって今日が5日目になりますが、明日からの同じく加美の松井小学校さんの体育授業を合わせてちょうど残り10日間となります!こうしてたくさんの繋がりを持たせていただけるのはありがたいですし、今日は1年生と3年生の2時間でしたが、学校でも授業でやった事の成果が少しずつ出ているという話も先生方から聞かせてもらえています!体育の授業が楽しかった、という感想よりも『生活の中での変化が見えた』ほうがうれしいですし、自分は自分の為の体育授業ではなく子供が学校での自分を楽しくする為に授業を通して伝えていきたいと思っているので、ほんの少しでもそんな思いが伝わっていけばいいな、と思います!

今日は穏やかに晴れた事もあって、外でしっかりとやる事が出来たので良かったと思います!!

今日はまず1年生の授業は今年度最終という事になるので、これまでやってきた事をベースにしながらも『自分達で決める』という事をテーマにしてやりました!

最初は手押し相撲から始まり、次はドリブルとシュートの勝負をしてもらいました。ここでは勝負をする為の『舞台』を自分達で決める事をやってもらいました。大人が指定したもので遊ぶのは面白くも何ともないし、自分達で考えるからこそ勝敗も受け入れられるのです。その経験をしてもらう為に自分達で勝負の場所、距離、ルールを決めてもらってやってもらいました!

特にシュート勝負の時には『日本語の伝え方の難しさ』を痛感してもらいました。いつも普段言ってる会話も、よく考えるとおかしい事がいっぱいあるし、みんながきちんと伝える前に周りの大人が先読みしてしまうような事も多々あるのです・・・。そうではなく、自分が伝えるべき事は自分の頭で考えて伝えないといけない事を今日は話をしましたが、頭の柔らかい1年生はすぐに対応してくれました!!

今日はがんばってくれた1年生とは、最後の授業になるのでコーチ対全員(今日は23名)で試合をしました!!

4回の授業を通して、みんなが一つになるとか仲間意識を持つ、友達の事を考える事の大切さもどんどん理解してくれていたみんなは、最後のこの試合でもその成果を発揮してくれました。ボーっとしている子はいなかったし、それぞれに考えて自分の役割を見つけ、最終的にはみんなの力でゴールを奪ってコーチに勝利しました!

そのみんなの表情、自信に溢れた顔は最高でしたね♪負けたコーチでしたが、みんなの生き生きした表情を見れば悔しさよりもうれしさのほうが大きかったです。体は小さくても、一生懸命に動いて、関わって、成功させる力は大人以上に大きなものがあると思うし、やっぱり1年生でも『一人の人間』として認める事がいかに大切か?をこの学校で学ばせてもらいました!

3年生は3回目になりますが、この4学年の中では一番クラスがバラバラな印象がありました。それでも、それは言い換えれば『個性が強い』事であり、決して悪い事ではありません。ただし、『みんなで達成する喜びもこんな大きいんだよ』という経験は知ってほしいという思いはあったので、今日は協力する事をテーマにやってもらいました!

みんなでドリブルをするゲームでは、クラスを半分にして(1〜3班対4〜6班)どちらのグループのほうが、みんなが横一線に並んでゴール出来るか?というのを勝負してもらいました!最初は『こんなん無理〜』とか『ちゃんとやってよ!!』とか『不満・文句』の応酬でした(笑) 当然、そんな中で物事がうまく進むはずもなく、練習時間にはバラバラ過ぎでしたが、少しだけ集めて話をしました。

『みんなはどんなクラスにしたいの?』という事を聞くと、

『楽しいクラス!!』と言うので、

『そしたらそんなクラスの中には文句や不満って必要なの??』と聞くと、

『いや、いらん・・・』と分かっていたので、

『そしたら良いクラスになろうと一人一人がちょっと真剣になってみてよ!』と言って再度やってもらうと一気に変化し、みんながかなりまとまってきました。本番の勝負は先生にどちらが良かったか?を判定してもらったのですが、その先生を困らせるほどに両方のグループが綺麗にまとまっていたのです。最初は文句だけを言っていたグループが勝利すると、みんなの喜びも爆発!!みんなでやるという事の意味を理解してくれたと思います!

そんながんばってくれた3年生と今日も給食を食べさせてもらう事になりました!!

そこでも変化は見えたし、みんなが楽しそうにしている姿をたくさん見れました。なので、そのまま一緒に昼休みも遊んだし、楽しめました♪♪

最後は恒例の教室掃除も一緒にやりましたが、『コーチが来てくれたらめっちゃ早く終わる〜〜〜!!』って喜んでいたのですが、それはコーチよりもみんながやっぱりがんばったからなんですね!子供と一緒に生活をしていると本当に面白いし、考えている事がたくさん見えて勉強になります。

指導者をしていて現場というのは最高の教科書だと思っています。いくら素晴らしい参考書があったとしても、現場でしか起きないものはたくさんあります。それが自分を成長させてくれる機会になるので、まだ10日間もその経験をさせてもらえるのはありがたいし、これからこうした活動が本当にちょっとずつでも根付いていけばいいな、と思います!!ご理解をいただける先生方にも感謝の気持ちでいっぱいですし、その輪がさらに広がるようにこれからもがんばっていきたいと思います!!