一日堪能!!松井小学校体育授業♪♪

今日は朝からまた加美の松井小学校の体育授業がありました!

今日は今まで体育授業は何度もさせていただきましたが、1時間目〜5時間目までのぶっ続けの5時間は初となります。朝の段階で声は枯れていたので、今日5時間喉がもつのか心配でしたが(笑)、無事にやり終える事が出来ました!!

今日の授業は6年生、4年生、1年生、2年生、3年生という順番でした。6年生と1年生は2回目になるし、他は一回目ですが、昨年度やっているからメニューも分かるものがあるし、自分の中でもいつ?どこで?何をしたか?を鮮明に覚えている訳ではないので、本来は頭がこんがらがるのですが(笑)、成長した自分は『何をするか?』ではなく『どのような目的でやるか?』を考えるようになったので、メニューどうこうよりも『何を伝えるか?』を重視してやれるようになったし、メニューを考えるという時間は少なくなりました。その場で感じ、気付き、問い掛けながら自分の環境を良くしていく・・・そんな事を経験してほしいと思っています!

今日は5学年もさせてもらったので大体160名ぐらいの子供と一緒にさせてもらえた事になります。一日でこれだけの子供と向き合わせてもらえる機会ってそんなにないし、そういう中で160人いれば160通りの考えがあるという事をいかに引き出せるか?どれだけ多くを聞けるか?が自分の中のテーマでもあり、チャレンジでもあったので、そういうのを目指して一日がんばりました!

天気は昨夜からの雨もあって、グランドはダメだったので体育館でしたが体の大きい6年生は人数も40名弱いたし、4年生も40人以上いる学年だったのでちょっと狭かったですが、そういう事は言っても始まらないので、その中でどのようにするか?の工夫は自分に課せられる大きな課題でもあったし、そこをうまくクリア出来た事で怪我もなく、みんなの笑顔を多く見られて良かったと思います!!

学年によって、出来る事もあれば出来ない事もあるし、学年が低いからこそ純粋に出来る事もあったりする。そんな色々な『違い』を『個性』としてどれだけ引き出せるか?が指導者として大きな課題になってきます!

今日は廊下でも、教室でも、職員室でも、自然と子供に囲まれる時間が増えていたし、みんなが『寄ってくる』事がいかに幸せか?を感じる。子供のがんばりを見せてもらい、その姿に勇気をもらい、またたくさん話しかけてくれて元気までもらえる。そんな関係性を見ても自分に勇気や力をくれるんだから『自分のほうが上』なんて事はありません。小学生を『フラットな視線で観る』事が出来るようになった自分が一番の成長だと思えます。昨年度の体育授業は今振り返れば、まだまだ余裕がなくて子供にイライラする事もあったけど、今年度は昨年度より日程がハードなのに全くイライラもしません。楽しくて仕方がありません。先生方にも、『コーチが笑っている姿は本当に心から楽しんで笑っているのが分かる』と言われたように、自分では気付いていないような事を言われました。確かに楽しくて仕方がないので、そうなっていたんでしょうが笑顔の輪が広がるってやっぱり素敵ですよね!

今日も、子供の内面にあるものを引き出す作業は意識をしました。

笑顔で問いかける事、笑顔で認める事、笑顔で話しかける事などが非常に重要な役割を担っているのがよく分かったし、子供は笑顔のオーラには寄ってくるというのも分かりました。すごく敏感過ぎて、自分が少しでも不機嫌な感じを出せばやっぱり寄ってきません。自分でそれを調整する事はなかなか出来ないけど、最近はそんな事をよく意識するようになりました。

『あ、俺は今、嫌な雰囲気かも・・・』みたいな事を自分で気付けるようになったのです!これは昨年度からの大きな変化だと実感しています。

目の前の子供も一年前とは全然違うぐらいに成長していたし、メニューの中でも友達を感じるとか、考える、誘う、繋がる、そういったものが出来るようになってきました!そして、それを『自分の判断で自分から』やれた子は笑顔になるって事もみんなが自分で証明してくれました!

給食も一緒にいただき、みんなと話もたくさん出来ました!

何気ない会話からみんなのクラスの様子なども分かってくるし、授業前の集合を見たら大体分かるようになってきました。だからその時にすでに頭の中にメニューが浮かんでくるし、そういう応用力も身に付いてきました。こうやって現場をやれる機会が多くなってきた事で自分を成長させてもらっています。自分が成長すれば、さらに良い指導を出来るようになるって事だから、そう考えても自分ががんばった分が誰かの為になり、またそれが自分の為にもなるという事なんですね。

終わってから先生とも話させてもらった中で、やっぱり自分は現場をさせてもらえる事に感謝をしたいのです。現場には現場にしかない悩みや問題も出てくるのですが、それと向き合っていくしか自分の成長もないって事です。だからこそ、成長していく為にも問題から目を逸らしたらいけないし、向き合う大切さを実感します。

自分に必要なものは考え方次第では全部現場にあるって事です。今日子供にも、全部の学年にも言いましたが『不平・不満は誰でも、いつでも言える。ただ、それを言っても自分の環境は良くはならない』って事です。それは自分に言い聞かせてもいるのです。自分が良くなりたいから努力をし、失敗もし、成功もさせる。周りや人のせいになんかしても始まらないし、指導が下手なのに『子供が悪い』なんて思ったらもう指導者失格です。子供のせいではなく、自分のせい。子供が出来ないのは自分の伝え方や環境設定が悪い。そう思うようになったからこそ受け入れる気持ちが持てるようになったのです。

これはファルコはもちろん、こうした学校側の理解があってこそ出来る事なので、これからもその恩返しの気持ちを忘れないようにし、一つ一つの授業を『ここが成長の場』と考えて大切にこなしていきたいと思います!!

長い一日になりましたが、最高に楽しかったです♪♪♪