今日はまた朝から加美の松井小学校さんの体育授業がありました!
松井小学校さんも今日が6日目になり、残り2日となりました。日を重ねるごとに子供達との距離も縮まっていくし、どんどん声を掛けてくれるようにもなりました。自分なんかと給食を食べる事や遊ぶ事も楽しみにしてくれるし、子供の為にちょっとでも役に立てているのならうれしいな〜って思います。今日も2時間目〜5時間目の4時間連続授業となりましたし、いよいよ自分の弱い喉も壊れてきました(泣) でも、伝えたい気持ちが一番にあれば声が出なくてもきっと伝えると思うので、今日もテーマを持ってがんばりたいと思いました!
今日は2時間目が4年生、3時間目が3年生、4時間目が2年生、5時間目に6年生でした。まずは4年生でしたが、学校内で唯一の2クラスある人数の多さがある学年なので、メニューは多少気を使うし、今日もそういう中で『仲間とクラスの事を考える』事を目的にやってもらいました!
自分が伝えたい事の一番のテーマとしては、『人と繋がると楽しい』という事です。これはこの小学校体育だけではなく、中学校のファルコも同じだし、自分が指導をしながら関わる所の全てに共通しています。自分自身が、周りとの関わりがってこそ成長させてもらっているし、繋がりがあるからこそ成長しようと思えてきたのです。そうやって自分が獲得した喜びを一人でも多くの人に味わってほしいし、自分がそういう獲得したものを伝える側にもなってほしいと思っています。そんな全ての人が同じように、自分以外の人の事を考える事が出来れば犯罪なんかも起きないと思うのです・・・。安全とは言えない世の中になってきている時だからこそ、自分自身で生きる力、生き抜く力を伸ばしていくのが大事になってきます!!
今日はクラス全員で課題をクリアする事へ挑戦してもらいました!!
昼までの3時間は『クラスの中に困った子がいたら助ける』事をテーマにしてやりましたし、みんなもそれに応えるかのようにどんどんと積極的に動いてくれたから、自分が『多分こうなんじゃないかな〜???』という半信半疑の思いが『やっぱりこうだ!』という確信に変わりました!
自ら助ける子は困った時に自分が助けてもらえる子だけど、最初から相手に期待して助けてもらう子だと不満や文句が先にくる・・・そんな事もメニューの中でたくさん見れたのは良かったです。この現場だからこそ見えたり獲得出来たものを信じているし、みんなが一生懸命だからこそ出てくる問題もたくさんあるので、それと向き合うのが楽しいのです!今日も子供同士で起きる問題を当人同士で話し合わせると解決するような事が多々あったし、そういうのは大人も子供も関係ないと思います。
今日は5年生と一緒に楽しく給食をいただきました!5年生も高学年になって、ちょっとはしゃぐ事に照れが出てくる年代ですが、コーチが先にバカになる事で簡単に打ち解けるし、『コーチって子供みたいやな〜〜〜』なんて言われながらでしたが一緒に楽しみました。そういうのも含めて子供とどのタイミングでも良い距離感を持ちたいと思っています。授業じゃない時間まで大人と子供みたいな距離にいるとやっぱり子供が寄ってこないと思うし、自分が目指しているのはそういう形ではないので、オンとオフを使い分けて子供との距離感は大切にしたいと思います!
大人は呑んだ席だとか、そういう所で本音を言える人っているように、子供だってざっくばらんに話せる時のほうが本音を言いやすいと思うので、そういう時間の付き合いも大事にしていこうと思います!
5時間目の6年生には大きな課題に挑戦してもらいました!!コーチの授業での集大成とも言える『みんなで関わる』為の課題です。体育館ですから、バスケットゴールがあり、そこへ引っ掛けたゼッケンをみんなの足と足を床から繋いで最終的にそのゼッケンまで繋げるというゲームです!!2チームに分けて対戦してもらったのですが、最初ルールを言った時には、『そんなん絶対無理やわ〜〜』という否定的な声しか出ていませんでした・・・。実際、設定を前にすると『無理やろ』って思いたくなる気持ちはわかります。でも、みんなには仲間がいて、考える頭がある事を伝え、自分がヒントを言ったりはせずに、あくまで考えてもらいました!
最初は止まっていた頭も、段々みんなでアイデアを出し合い、協力を始め、うまくいかなくても『こうしてみたら?』という案がどんどん繋がってきました。そして、試行錯誤を繰り返している中で、協力は本物となり、一人も『傍観者』がいなくなりました。それによって『関わる』力が最大限となり、見事に課題をクリア!!その瞬間の喜びは運動会で優勝したかのような大きなものでした。2チームでやったのですが、違うやり方で両方がクリアしたのも見事だったし、誰も諦めたりしなかった姿には感動すらしました。
こんな日常で何かを獲得するとか、感動するって経験、こういう仕事をしていないと得られないし、改めて自分がやっている事に誇りを持てるようになった。何かを達成した時の気分はやっぱり良いものだし、ましてやそれがクラス全員で繋がったのですから、こんなうれしい事はありません。みんなの純粋で素敵な笑顔はコーチにたくさんの勇気をくれるし、今後の指導にも大きな力を与えてくれます!『やっぱり子供に出来ない事はない』と思わせてくれるぐらい、素晴らしい可能性を秘めている事を教えてくれます。
大人が大人の基準で勝手に関わってはいけない事を今日改めて感じました。こんな素敵な毎日を過ごせる事を松井小学校さんに対して心から感謝をしたいと思うし、そのお礼としても残り2日間も精一杯の指導をしたいと思います!!