今日は加美スクールの日でした!

昼間は日差しの穏やかな天気でしたが、風は冷たく朝晩は一気に冷え込んだりしたので体調をまた崩しやすい気候かも知れません・・皆さんくれぐれも気をつけてください!

そんな中で今日も元気にスクールを開始しました♪スクール前には来た子からゲームを普通は楽しむのですが、一学期などはコーチが一緒に入ってやっていました。ところが、最近は自分も『子離れ』してやろうと思っていて2学期ぐらいからはわざとゲームには参加をせずにみんなだけで楽しめるか?を観察しているのですが・・・・うまくありません。子供だけで楽しむのがうまくないみんなは結局『どうすれば良いか?』というものを『生み出す力』が弱いのです。今日一日一緒にいて、ものすごくそこを痛感しました。このメンバーに決定的に欠けているもの・・・それが何かを分かってもらいたいとも思ったので、最後のゲームは少し変則的に行うようにしました!

まずはステップから開始します。ここでも、目的を持って、自分の為に、ってやっている子はやっぱりうまいし、失敗をした時の『狙い』が分かります。でも、反対に目的のない子は本当にただやっているだけという感じですし、失敗も同じ事を繰り返しているような内容でした。そういう部分を何とか促していきたいというコーチの課題が見えました。

次はレベル10キャッチをしました!

もうこのレベル10を完全クリアしたいと思っている子も多く、しっかりと練習も積んできているようです!ですが、本番という場所と今日という瞬間に成功させるのは容易ではありません。どれだけ練習したか?は掛けた時間ではなく、口に出す事でもなく、『成功という結果』で証明するしかありません!男は黙って成功するまで自分の努力を口に出さない事が大事だと思いますね!

今日も6年生の藤賀 翔大くん、寺尾 佳吾くん、松本 慶太くんはレベル9をクリアしましたが、ラストの10はなかなか成功出来ずにもがいています!!良い感じですね(笑) 簡単にクリア出来ないからこそ努力が出来るし、目標になるのでがんばってほしいと思います!4年生もだいぶボールを扱う事に慣れてきているのですが、次は『もっと良くなりたい』という欲を持つ事が大事ですね!周りと比べて低くなかったら安心するとかではなく、自分の目標を持ってその為にがんばってほしい!誰かとの比較はやめてほしいと思います!

次はリフティングを2種類やりました!

まずはマーカーを拾うリフティングです。ボールとの位置関係がうまくなってきている子はここでも1枚や2枚は簡単に取れるようになってきています。でも、考えずにやっている子は途中でやる事すらやめてしまいます。コーチは基本的にやろうとしない子には声をあまり掛けません。自分が望んで参加しているスクールを自分の意思でやれないのであればもうそれは自己責任の範囲ですから。それよりも、目標に向けてがんばっている子、がんばりたいけどうまくいかない子には絶対に声を掛けるし、そういう子じゃないといくらこっちがアドバイスをしたとしても結局はその子の中には残りませんからね。

どうしてスクールに参加をしているのか?の目的がズレた時点でその日に得るものはなくなるという事を理解してほしいと思います!

今日は6年生の藤賀 翔大くんが最高の6枚を取りました!!まだまだ記録は伸びそうですし本人は『10枚取る!』と言ってますから今後が楽しみですね!

次は二人組のリフティングをしました!

ここではうまくやる為にどうしたら良いか?の質問を入れた際に、『相手の受けやすいパスをする』という『相手思いの言葉』ばかりが出てきました。優しいパスとか、出す前に声を出すとか・・・それはもちろん大事ですが、やっぱりこの答えを聞いていても『自分自身の技術をあげる』という答えは出ません。つまり『相手に期待している』という事なんです。うまくパスをしてくれるのも、ここでサッカーを教えてくれるのも、常に自分ではなく、相手に期待をしているから成長が遅くなっていくのです。自分で学び、自分で獲得、自分でチャレンジ、自分で失敗、自分で経験をする人間は自然と成長速度が上がっていくし、そういう選手でなければ良い選手にはなれないと自分は思います。

この二人組リフティングでは10回以上のパスを基準にしているけど、今日は11組が成功しました。が、そのうちの9組に絡んでいるのは6年生の藤賀 翔大くん、寺尾 佳吾くん、松本 慶太くん、5年生の山口 賢士朗くんの4人です。この4人が絡めば10回以上いくという結果が露骨に出ていました。つまり、それ以外の選手が『頼ってしまっている』からです。この状況を考えていかないと各自が前に進むという事にはならないと思ったので、残りのゲームは変えるようにしました!

加美スクールがチームとしてサッカーをやるという事の上で一番大事にしなければいけないのは、『感じる力』です。自分が今どうしたら良いのか?を考えずにその場にいる選手が半分以上います。だから、何をやっても『受け身』になるし、成果も残りません。サッカーってボールを持った選手が『主導権を握る』から面白いのですが、受け身の選手はそのボールを持った状況ですら『どうしたら良いか分からない』となるのです。それでは上手にサッカーをするなんて事は出来ません。

仲間がいる事の中で、その仲間に思いを伝え、また相手の思いを聞いたり、感じたりする力が優れている選手が『良い位置でもらう』とか『カバーが出来る』というプレーになっていくのです。言葉優先でプレーを教えようとするから失敗をします。プレーの意味を教えていく事が先決であり、子供が意味から理解しなければどんな良い言葉も効果はありません。

今日は自分にとって不都合となる手繋ぎサッカーをやりましたが、やはり二人組のリフティングで回数をたくさん出来る4名(藤賀 翔大くん、寺尾 佳吾くん、松本 慶太くん、山口 賢士朗くん)はここでもボールに関わるし、効果的なプレーを選択出来るし、うまくプレーが出来る。『うまくプレーをする』というのは相手を抜いたりシュートを決める事ではなく『自分の考え通りにプレーをできる事』です。他の選手は自分の考えを表現する力がないとか、伝える力がないとか、受け身が当たり前と思っているとか、そういう事でうまく関われないという事です。きっと試合を見なくても同じ事が起きていると思います!一人の人間ですからあちこちで違うという事はありませんからね!

これからの残りの加美スクールではそういう部分を伸ばしていきたいと思います!

サッカーは感じる力が全て!そう思います!!